『Sportskeeda』は4日、「チェルシーで失敗してしまった9番のストライカーたち」という記事を掲載した。
今冬のマーケットでACミランからゴンサロ・イグアインを獲得し、アルバロ・モラタをアトレティコ・マドリーに放出したチェルシー。新たな「9番」を迎えて後半戦に臨む。
チェルシーではこれまで9番をつけたFWがあまり成功していないことでも知られており、なぜかDFハリド・ブーラルーズやMFスティーヴ・シドウェルが使っていたことも。
最近のチェルシーにおいて失敗してしまった5名の「9番」とは?
マテヤ・ケジュマン(2004~2005)
移籍金:500万ポンド(およそ7.25億円)
PSVアイントホーフェンで176試合129ゴールを決めてきた多作のストライカーは、500万ポンドという比較的安い額でチェルシーへとやってきた。
ジョゼ・モウリーニョが率いたチームの中で、彼は1シーズンで41試合に出場。しかし7得点に終わってしまい、アトレティコ・マドリーに放出された。
エルナン・クレスポ(2003~2008)
移籍金:1680万ポンド(およそ24.37億円)
かつては世界で最も高額な選手だったし、そのピークにあったときは間違いなくトップレベルのストライカー、最高の点取り屋だった。
2003年の夏にチェルシーへとやってきた彼は、わずか2年だけをスタンフォード・ブリッジで過ごし、他の3シーズンはローンで貸し出されることになった。
チェルシーでは73試合の出場で25得点。決して悪かったとは言えないが、期待ほどではなかった。
ラダメル・ファルカオ(2015~2016)
移籍金:ローン
ポルトとアトレティコ・マドリーでは獣のようなストライカーとしての地位を確立したファルカオ。2013年にはモナコに大金で移籍した。
財政的な問題もあって、ケガから復帰したばかりの彼はマンチェスター・ユナイテッドに貸し出されたが、初挑戦のプレミアリーグではほとんど活躍できなかった。
そして次年度にはチェルシーンに貸し出されることになったが、ユナイテッド時代よりも悪かった。12試合で1ゴールという結果に。
アルバロ・モラタ(2017~2019)
移籍金:7000万ポンド(およそ101.54億円)
チェルシーの歴史上最も高額な選手。加入当初のプレーは決して悪いものではなく、全てが上手く行っているように見えた。しかしそれから彼はゴールから遠ざかり、オリヴィエ・ジルーの獲得が必要になった。
レアル・マドリーを出場時間の欠如から退団した彼であるが、チェルシーではチャンスを与えられつつ失敗。本職ではないエデン・アザールにポジションを奪われてしまった。
アトレティコ・マドリーへの貸出で悪夢は終わったのかどうか。これから彼のキャリアがどのように進むのか、まだ見えていない。
フェルナンド・トーレス(2011~2015)
移籍金:5000万ポンド(およそ72.53億円)
2011年1月のマーケット最終日、リヴァプールから当時の最高額記録を更新する形でやってきたトーレス。
その取引に付随して行われた誇大広告と楽観視を正当化することに失敗し、リヴァプールで本当に素晴らしいストライカーであったことも忘れ去られてしまった。
チェルシーでゴールを奪うまでには9試合を必要とし、その最初の躓きから回復せず。かつてのような自信にあふれるトーレスが消えてしまった。172試合で45得点しか決められず、高額の移籍金には全く見合わなかった。