死亡リスクが8%上昇との報告が…揚げ物で寿命が縮む?

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【医者も知らない医学の新常識】

フライやてんぷら、唐揚げなどの揚げ物は、子供から大人まで大変人気のある食品です。

ただ、多くの方が揚げ物は健康に悪い、というイメージを持っています。肉や魚や野菜などの材料を、衣をつけて高温の油で揚げる、という調理法は、栄養価の割にカロリーが高くなります。

また、高温で変性した油の成分が、有害な物質になるという考えも根強くあるからです。

確かに医師や栄養士などの専門家も、「健康のためには揚げ物を控えましょう」との指導を行うことが多いのですが、それはどれだけの科学的根拠があるのでしょうか?

実は揚げ物が他の食品と比較して、特別健康に悪いという報告は、これまであまりありませんでした。

今年の「ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル」という医学誌に、アメリカの閉経女性を対象とした、大規模な研究の結果が発表されています。

アメリカですから対象となっている揚げ物は、フライドチキンやフライドフィッシュ、フライドポテトなどです。その結果、揚げ物を毎日食べている人は、ほとんど食べない人と比較して、死亡のリスクが8%上昇していました。

特にリスクが高かったのはフライドチキンで、週1回食べているだけで、死亡リスクは13%も増加していたのです。長生きをしたい人は、揚げ物をなるべく控えた方が良いようです。

(石原藤樹/「北品川藤クリニック」院長)