ドルトムントの運命を決めるのは”守備” この守りを続けると優勝は難しいか

ホッフェンハイムと引き分けたドルトムント photo/Getty Images

ここまで首位を快走していたドルトムントは、9日のホッフェンハイム戦でも先に3点を先制する最高のスタートを切った。このまま勝ち点3を獲得して終わりとサポーターも考えたはずだが、そこからまさかの3失点を喫してドロー。思わぬ形で勝ち点2を失うことになった。

独『DW』は、「守備がドルトムントの運命を決める」と取り上げている。ホッフェンハイムの奪った3点が完璧な形から生まれているのならいいが、3点のうち2点は明らかにドルトムント側のミスだ。イシャク・ベルフォディルに決められた1点目は右サイドから上げられたクロスをセンターバックのアブドゥ・ディアロがクリアミスしてしまい、それをベルフォディルに流し込まれている。

2点目は左サイドから上げられたクロスに対し、ドルトムントDFアクラフ・ハキミが自身の背後から近づくパベル・カデジャーベクを完全に見失っていた。ハキミの頭上からヘディングシュートを叩き込まれるような格好となってしまい、この2点はもっと上手く対応できたはずだ。

このゲームではMFマルコ・ロイスを欠いていたが、同メディアはロイスがいなくても得点が奪えることは証明したと攻撃力の部分は称賛している。しかし守備に関しては不安定なところを見せてしまい、安定した守備がなければバイエルンとのレースに勝つのは難しいと厳しい見方をしている。

今季を振り返った時にホッフェンハイム戦のドローで流れが悪い方向へ向かったとならなければいいが、何とも後味の悪い勝ち点1になってしまった。

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