ベテラン外野手・カブレラがパイレーツとマイナー契約

MLBネットワークのケン・ローゼンタールとジ・アスレチックのロブ・ビーアテンプフェルが報じたところによると、フリーエージェントのベテラン外野手、メルキー・カブレラがパイレーツとマイナー契約を結び、招待選手としてスプリング・トレーニングに参加することが決まったようだ。まだ球団からの正式発表はないものの、MLBネットワークのジョン・ヘイマンもこの契約を報じており、ロースター入りを果たした場合、出来高を含めて最大200万ドルがカブレラに支払われるという。

現在34歳のカブレラは、ヤンキース時代の2005年に20歳でメジャーデビューし、その後ブレーブス、ロイヤルズ、ジャイアンツ、ブルージェイズ、ホワイトソックスを経て、昨季はインディアンスでプレイした。78試合で打率.280、6本塁打、39打点、OPS.755と存在感を示し、控え外野手として活躍。ロイヤルズ時代の2011年に打率.305、18本塁打、OPS.809、ジャイアンツ時代の2012年に打率.346、11本塁打、OPS.906をマークするなど、通算では打率.286、137本塁打、OPS.753という成績を残しており、自身唯一のオールスター・ゲーム出場を果たした2012年にはオールスターMVPを受賞している。

パイレーツは左翼にコリー・ディッカーソン、中堅にスターリング・マーテイが入り、グレゴリー・ポランコが出遅れる予定の右翼にはロニー・チゼンホールを補強。カブレラは控え外野手として開幕ロースター入りを目指すことになる。25歳のパブロ・レイエスや26歳のホゼ・オスーナ、カブレラと同様に招待選手としてスプリング・トレーニングに参加するパトリック・キブラハンやJBシャックらが、開幕ロースター入りに向けてのライバルとなりそうだ。

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