衝撃的な大敗だった。プレミアリーグ第26節、マンチェスター・シティとチェルシーのビッグゲームは、チェルシーがなす術なく失点を重ね6点差で敗れた。しかも前半20分も経たないうちに4点を奪われており、事実上この時点で勝敗は決まってしまっていた。
『Sky Sports』で解説を務めるジェイミー・キャラガー氏も、この大敗には衝撃を受けたようだ。同氏はチェルシーを、同じロンドンの別のチームのようだと批判している。英『Daily Mail』などがコメントを伝えた。
「私はチェルシーのいくつかの試合で不名誉な試合だと言ったけれど、今回のは最悪だ。サッリが率いて最初のシーズンのちょうど半分くらいになるが、私が言える最も悪いことは、彼がチェルシーをアーセナルのようにしてしまったことだ」
チェルシーといえば伝統的に堅固な守備がベースで、ここまで一方的に大量得点を許すチームではなかった。しかし今季はサッリ監督のもと、ポゼッション志向へと戦い方に変化が生まれたためか、以前のような堅い守備はどこかへ行ってしまった印象だ。アーセナルはビッグゲームに勝てないことがここ数年批判され、ビッグクラブとの対戦では5,6点を奪われる大敗もたびたび喫しているが、チェルシーもそうなりつつあるということか。
「たとえ何が起ころうと、私はチェルシーを『弱い』と言うことができなかった。しかし我々は、今ここで本当に弱いサッカーチームを見ている」
シーズン序盤、共に無敗で勝点を重ねていたシティとチェルシー。しかし、今や両者の間には15もの勝点差が開いてしまっている。