シリーズ市民(463)

千葉県館山市

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「麦の会」由来は“踏まれることで強く育つ愛”
~困難を乗り越え成長し活動を続けたい~

広報紙の朗読ボランティア「麦の会(鈴木宏子会長)」が活動40周年を迎えました。
昭和54年1月に設立した「麦の会」は、広報などをCDに録音して、目の不自由な方に無料でお届けしているボランティア団体です。
「麦の会」を結成し、今も現役で朗読している前会長の浦上恵美さんは『当初は3人で活動を始め、千葉市の点字図書館に朗読奉仕の勉強に通い、聴きやすい話し方を学びました。また、個人情報の壁もあり、声の広報を必要とする人の把握も大変でしたが、地域の人達の協力を得ながら希望者を募り、録音テープを一軒一軒に届けていました。
利用者から「テープを聴くようになってから広報を暗記するようになり‶あの人に聞けば何でも答えてくれる物知り″として近所で有名になった。おかげで会話も弾むし、気持ちが前向きになったよ」と言われた時はとても嬉しかったですね』と笑顔で振り返りました。
活動1年後には、郵政省から視覚障害者用の録音郵便物として指定され、テープを無料で送れるようになりました。今では録音もデジタル化され、テープからCDへと代わりましたが、会員一人ひとりが、利用者が聴きやすいように正確に朗読して、利用者へ届けています。
浦上さんは「声の広報の利用者は22人ですが、必要な方は多くいるはず。希望者は遠慮なくお申し出ください。お試しでも結構です」と話してくれました。

▼「麦の会」の紹介
活動内容:視覚障害者に「だん暖たてやま」や「議会だより」等を朗読したCDを無料で郵送している
受賞歴等:
・昭和56年 県福祉広報コンクールで知事賞
・平成19年 地道なボランティア活動が評価され厚生労働大臣から感謝状が贈られる
活動日:第2・4木曜日
活動場所:市役所4号館