ガレリア竹町の“守護神”!?【大分県】

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こんなところにフクロウが

1994年にドーム型の電動式アーケードとなった大分市のガレリア竹町ドーム。入り口の上の方に何かチョコンと乗っているの、気付いていますか?

高さ約40㍍辺りからドーム広場を見下ろしているのは「フクロウ」です。なぜ、こんなところにフクロウが? 近くにある某メガネ店のキャラクターではありません。竹町商店街振興組合の三井俊夫理事に伺いました。

多くの人が察するように、答えは「ハト除け」です。ドーム完成当時は噴水があり、近くにベンチなどを置き、市民が憩えるようにしていました。その市民がエサを与えるため、ハトが集まるようになってしまったそうです。「10羽や20羽じゃなかった」と三井さん。

舗装した通路や広場だけでなく、アーケード、イベント用の照明器具にふんが溜まり、大迷惑。お客さんの服や店の商品も汚されるということで対策を考えたそうです。看板の上に止まれないように針金を張ったり、目立たないように柱に有刺鉄線を付けたり。今でも探せば一部名残があります。

その対策案を考える中で、誰かが「ハトの天敵はカラスとフクロウじゃけん、置物をしたら来んごとなるんじゃねかろうか」的なことを言ったとか。「カラスはなんとなく不吉やけどフクロウは『不苦労』『福来郎』と縁起がいいけん、フクロウにしよう!」と、2003年ごろに設置したそうです。正面だけでなく、初めは5~6体いたそうです。

ところが! まったく効果がない! 全然怖がらない! 揚げ句の果てにはフクロウの像に止まり、像がフンで汚れてしまうという皮肉な結果に。

アーケードの老朽化に伴い、14年に屋根材の張り替え工事やLED照明化をしましたが、その際に汚れたフクロウや作業の邪魔になるものは撤去してしまったとのこと。残った1体については「別に理由はない。工事の邪魔にならなかったからたまたま残ったのではないか」という返事に、なんともモヤモヤする取材班。

せっかくなので、「あのフクロウは竹町の守護神で、夜になると飛び回り、竹町の安全のためにパトロールしている」という新たな都市伝説を広めようかと考えています。

(Gate取材班)