ヤンキースはマチャド争奪戦から撤退せず 動向を注視

スプリング・トレーニング開始に向けて準備を進めているヤンキースだが、日本時間2月12日にSNYのアンディ・マルティーノが伝えたところによると、ヤンキースのフロント・オフィスは引き続きフリーエージェントの目玉選手、マニー・マチャドの動向をチェックしているようだ。マルティーノはマチャド争奪戦のフロントランナーがホワイトソックスとフィリーズであることを報じる一方で、ヤンキースも依然として争奪戦に加わっていることを伝えている。

マルティーノのレポートによると、マチャドと親しい関係者は「マチャドは最も高額なオファーを提示したチームと契約する」と考えており、それはヤンキースではない可能性が高いという。関係者がマルティーノに伝えたところによると、ヤンキースのマチャドに対するオファーはマチャドの希望額を下回っており、ヤンキースのマチャド獲得が実現する可能性は低いと見られているようだ。

しかし、フリーエージェント市場での過去の振る舞いを見てもわかるように、ヤンキースは大物フリーエージェント選手の獲得を目指すチームにとって脅威であり続けてきた。ブライアン・キャッシュマンGMをはじめとするヤンキースのフロント陣が、フリーエージェント市場の様子をうかがいながらマチャド獲得への動きを本格化させるタイミングを計っているとすれば、逆転でのマチャド獲得が実現したとしても決して不思議ではない。

マルティーノは、もしマチャドがヤンキースと契約すれば、マチャドは正三塁手を務める可能性が高いと分析。関係者によると、トロイ・トゥロウィツキーが健康であれば、正遊撃手にはトゥロウィツキーが起用される見込みであり、二塁にグレイバー・トーレス、三塁にマチャドが入り、ミゲル・アンドゥハーは一塁に回ることになるようだ。なお、トゥロウィツキーのコンディションが万全でない場合は、トーレスが遊撃に回り、二塁にはDJレメイヒューが入ることが予想される。

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