レアルは18歳の”神童”にプレッシャーかけるべきではない 「我慢が必要」

レアルのヴィニシウス(左) photo/Getty Images

今季はトップチームで出番を与えられないのではとも思われたのだが、レアル・マドリードFWヴィニシウス・ジュニオールの状況はここ数ヶ月で大きく変わった。

フラメンゴから今夏レアルに合流した18歳のヴィニシウスは、当初レアル・マドリード・カスティージャでプレイを続けていた。しかし指揮官がフレン・ロペテギからサンティアゴ・ソラーリに代わったことでチャンスが増え、今では左サイドの先発を任されるまでになった。

サポーターもヴィニシウスのスピードある突破に惚れ惚れしているようだが、ヴィニシウスはまだ18歳の選手だ。過度にプレッシャーをかけすぎると潰れてしまう恐れがある。スペイン『as』によると、同じブラジル人MFカゼミロもプレッシャーのかけすぎには注意が必要と主張する。

「彼は非常に優れていて、マドリーにフィットできることを証明しているね。だけどヴィニシウスには我慢が必要だよ。僕たちは彼に過度なプレッシャーをかけることはできない。彼はまだ若いからね。3カ月前まで彼はセグンダBでプレイしていたし、20歳ではなく18歳だ。とはいえ彼はスピードがあって、人々を驚かせるだけのクオリティを備えているね」

今後もヴィニシウスは出場機会を得ていくはずだが、レアルは慎重に育てていくべきだろう。それこそヴィニシウスが崩しの切り札といった大きな存在になってしまうと、ヴィニシウスにとってはプレッシャーとなる。ヴィニシウスにはクリスティアーノ・ロナウド2世になるだけの素質があるはずだが、上手く伸びるかはレアルのコントロール次第か。

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