「UEFAチャンピオンズリーグ再開!期待の“新戦力”TOP7」

いよいよ今週から再開されるUEFAチャンピオンズリーグ。

ここでは、『sportskeeda』による「最もエキサイティングなCLの新戦力TOP7」を見てみよう。

海外の日本代表最新情報、Jリーグ超ゴールはこちら

なお、今季からはカップタイドが廃止されたため、冬移籍に関係なくCLやELに出場できる。

アルバロ・モラタ

チェルシー⇒アトレティコ・マドリー

イングランドでは期待された得点を量産することができなかったモラタ。今季はプレミアリーグ16試合で5ゴールに留まり、母国へ戻ることになった。

アトレティコには1年半のローンで加入しており、そのキャリアを復活させるための時間はたっぷりある。

彼はこれまでゴールを決めることでビッグクラブに引き抜かれてきた。より具体的に言えば、CLでゴールを決めることによって。

都合のいいことに、チェルシーはELを戦っていたが、アトレティコではCLを戦うことができる。

ただ、ラウンド16の相手はモラタの古巣でもあるユヴェントスだ。ロナウドたちを擁する彼らを打ち破るのはタフなタスクだが、もしそれに貢献できれば、過去の失敗はすぐに忘れ去られることだろう。

ケヴィン=プリンス・ボアテング

サッスオーロ⇒バルセロナ

この冬最もショッキングだった移籍のひとつ。

31歳になったボアテングがこの移籍を決断した動機を疑う者はいないが、バルサは別問題だ。また、今季の彼はセリエAの前半戦で4ゴールしか決めていない。

リーガ首位のバルサはCLでのリヨン戦や、レアル・マドリーとのエル・クラシコを控えている。コパを含めた3つのコンペティションで成功するためには選手層の厚みが不可欠になるだろう。

ボアテングは図らずも手に入れたこのチャンスを掴むために全力を尽くす必要がある。もしCLファイナルで決勝ゴールを決めようものなら、プリンスからキングに転位することだろう。

アレックス・オックスレイド=チェンバレン

リヴァプール

昨季後半戦にリヴァプールが国内と欧州の舞台で素晴らしいフットボールを展開するなか、“OX”も眩いばかりの輝きを放った。

だが、不運な怪我によって長期離脱を強いられ、CL決勝、W杯、そして今季前半戦を棒に振ることに…。

ユルゲン・クロップ監督はそんなチェンバレンをCLメンバーに登録し、近く復帰するという噂が活発化してきた。

とはいえ、彼が負傷する前のように効果的な存在になれるかは別問題だ。創造性、ムーブ、スピード、エネルギーをベースにする選手だけに、元のようになるにはかなり時間がかかるかもしれない。

とはいえ、先発であっても、インパクトをもたらすための交代選手であっても、チェンバレンは素晴らしい選手だ。

ラビ・マトンド

マンチェスター・シティ⇒シャルケ

18歳の若きウェールズ代表FW。1月末にシティからシャルケに移籍したばかりだが、CLで古巣と対戦することになった。

ジェイドン・サンチョのようにイングランドからブンデスに活躍の場を移した若手選手のひとりでもある。

1100万ポンド(15億円)で引き抜かれた新星はすでにシャルケでデビューも果たした。ドメニコ・テデスコ監督は「驚異的に速く、技術的にも強い」と高く評価しており、ブレイクが期待される。

アルフォンソ・デイヴィス

バンクーバー・ホワイトキャップス⇒バイエルン・ミュンヘン

CLにカナダ人が出場するのは稀だ。今季はツルヴェナ・ズヴェズダGKミラン・ボルヤン、ベシクタシュMFアティバ・ハッチンソンの2人がいたが、両チームは敗退してしまった(ベシクタシュはEL敗退)。

なので、バイエルンがCLメンバーにデイヴィスを含めたのはいいことだ。

ドイツ王者はこの超新星を獲得するために当時のMLS史上最高額となる1700万ポンド(24億円)を支払った。

バイエルンの将来を担うと期待されるデイヴィス。リヴァプールとのラウンド16では、トーマス・ミュラーが出場停止となるだけに…。 

※彼はガーナの難民キャンプで生まれ、カナダで育った選手。

レアンドロ・パレデス

ゼニト⇒PSG

強くて有能なセンターハーフであるパレデスはゼニトでのプレーで多くの人間に感銘を与えた。

その卓越したパフォーマンスによって、PSGが4000万ユーロ(49億円)で獲得するに至ったのだ。

彼もまたELからCLに“転身”した選手。PSGの悲願である欧州制覇のために必要となる攻守に渡る貢献を見せるはずだ。

ラウンド16の対戦相手はマンチェスター・ユナイテッド。スールシャール監督就任後は絶好調なだけに、パレデスが試される機会になる。

PSG対ユナイテッドは、『巨神たちの激突』だ。もしパレデスがロシアでのパフォーマンスをそのまま見せることができれば、戦前の予想以上に面白い試合になるかもしれない。

ペペ

ベシクタシュ⇒ポルト

最後はこの人。みんなのお気に入りである「Mr Nasty」だ。

元レアル・マドリーのCBは勝つためなら何でもすることで評価を得てきた人物である。とはいえ、公平のために言えば、ペペはリーガやCLでの優勝など素晴らしい成功を収めてきた。

35歳とキャリアの晩年に差し掛かっているものの、さらなる栄光を求める歩みは止めることはない。昨年末にベシクタシュを退団すると、古巣ポルトへフリー移籍。

ラウンド16で対峙するのは、昨季のセミファイナリストであるローマだ。厳しい相手ではあるが、準々決勝進出が絶対ムリということではない。

© 株式会社ファッションニュース通信社