情熱の桜「与謝野晶子」植樹 人吉の名所に

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与謝野晶子ゆかりの桜を植え付ける女将ら=人吉市

 人吉市の旅館の女将[おかみ]でつくる「人吉温泉女将の会さくら会」が2日、JR人吉駅前など同市内3カ所に、歌人の与謝野晶子ゆかりの桜を植樹した。観光資源の一つとする狙い。

 晶子は1932年8月、夫の寛(鉄幹)と共に同市に宿泊して歌を詠み、晶子は17首、鉄幹は28首を作った。人吉球磨地域には旅館などが建立した2人の歌碑が12カ所あり、観光客の散策路の一部となっている。

 晶子の出身地堺市の「与謝野晶子倶楽部」と、さくら会メンバーが交流を続けてきた縁で、同市が、情熱的な濃いピンク色の花が特徴の桜「与謝野晶子」の苗木6本を寄贈した。

 人吉駅前であった植樹式には、竹山修身堺市長や女将ら観光関係者約30人が出席。竹山市長が「晶子を縁に、人吉市との交流を深めたい」などとあいさつした。(鹿本成人)

熊本日日新聞 2019年2月5日掲載