木村拓哉が劇場に潜入! ファンの“細かすぎる質問”にタジタジ

映画「マスカレード・ホテル」の大ヒット御礼“潜入”舞台あいさつに、主演・木村拓哉と鈴木雅之監督が登壇した。木村の演じた刑事・新田浩介がホテルマンとして潜入捜査する設定にちなみ、舞台あいさつ前の劇場内に木村が素性を隠して“潜入”。観客と一緒に映画を鑑賞した。上映後、客席で木村が立ち上がってマスクやメガネを外すと、観客から大きな歓声が湧き上がった。

客席にいる間、パンフレットを読むフリをしてバレないように気を付けていたという木村は、「皆さんの声がサラウンドで聞こえて(笑)。映画を見終わったばかりの方たちは、こんなことを話していらっしゃるんだなと思いました。こういう潜入をしない限りは体験できなかったことなので、この場を設けていただいて感謝しています」と述べた。鈴木監督から「批判の声はなかった?」と聞かれると、「なかったです」とキッパリ。「『思ったよりも、あっという間だったね』『細かいところを含めてもう1回見たい』という声が聞こえて、すごくうれしかった」とやや興奮気味に話した後、「何で(客席に)いなかったんですか?」とツッコみを入れる一幕も。

本作は興収50億円も視野に入る大ヒット作となっており、リピーターが多く、客席には「10回以上見た」という人もチラホラ。そのことを知った木村は「10回!? うれしいです。10回同じ映画を見るって、自分はなかなかないかな」と驚きを隠せない様子。そんな熱心な観客を前にして「僕らがサービスできることは、面白い作品を作ることだけ。現場で全力を出して、皆さんが楽しんでもらえるものを用意することしかできないと、もう1回考えさせられました」と思いを新たにしていた。また、観客から「最後のレストランのシーンで、木村さんのワインが波打っていましたが、テーブルにひざをぶつけたのですか?」とマニアックな質問を受けると、「細かすぎてよく分からないんですけど(笑)、テーブルにぶつけた記憶はないです。…いや、すごい。細けっ!!」と返し、会場の笑いを誘った。

最後に、木村と監督が客席の中央に移動し、観客と一緒にフォトセッション。木村は周囲を取り囲む観客たちに万遍なく手を振り、「今日は本当にありがとうございました。もしよかったら(映画を)何度も見てください」と笑顔で会場を後にした。

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