市川海老蔵、「六本木歌舞伎第三弾『羅生門』」は「基本的に三宅健を見ていればいい」!?

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2月22日から東京・EXシアター六本木ほかで上演される「六本木歌舞伎第三弾『羅生門』」の制作発表会見が行われ、市川海老蔵、三宅健、演出の三池崇史氏、松竹株式会社副社長・演劇本部長の安孫子正氏が出席。海老蔵、三宅、三池の3人は紋付き袴姿で凛々しく登場した。

「新しい歌舞伎を作ろう」という海老蔵の思いから、2015年より始まった六本木歌舞伎。歌舞伎初出演となる三宅について、安孫子氏は「『滝沢歌舞伎』に3年間(16~18年)ご出演いただいた時に、お芝居に対する情熱、愛情、そして日本の芝居に挑戦したいというような、いろんな思いをうかがっていました」と、オファーのきっかけを明かした。しかし、「まさか歌舞伎に出るなんて考えてもいなかった」という三宅は、「海老蔵さんという歌舞伎役者さんと、“ずぶの素人”の私が同じ舞台に立たせていただけるということは生涯のうちで一度、あるかないかのことだと思っているので、最初で最後のつもりで…」と言いかけた時、海老蔵から「最後なの?(笑)」とツッコミが。緊張気味で少々硬い表情だった三宅は「いや、分からないですけれども(笑)」と初めて顔をほころばせつつも、「そのぐらい捨て身で、無我夢中の境地で稽古に挑みたいなと思っております」と意気込んだ。

お互いの印象を聞かれると、「テレビでドキュメントをよく見ていまして。体も常に鍛えていて、非常にストイックな方」という三宅に対し、海老蔵は「V6がデビューした時に、(グループの中で)一番かっこいいなと思ったのが三宅さん。モテるんだろうなーっていう第一印象です。共演すると聞いて皆さんから人柄を聞くと、大変評価の高い方。やっぱり、モテるという印象(笑)」と大絶賛。“モテる”を連発された三宅は「大変恐縮です…ありがとうございます…」と照れ笑い。役どころについては、海老蔵が老婆のほか、渡辺綱、本人(市川海老蔵)など4役、三宅が老婆と対峙(たいじ)する下人と右源太を演じる予定。

三宅は「下人は何者か分からない人物ですが、(僕も歌舞伎に)何者か分からない状態で出演させていただくことになるので、そういう意味では今の自分の境遇と似ているのかな」と思いをはせた。また、歌舞伎初心者への見どころを聞かれた海老蔵は「三宅さんのファンの方々なら、基本的に三宅健を見ていればいいんじゃないでしょうか」と提案。三宅が「いやいやいや! それはダメですよ。海老蔵さんを見なきゃ!」と慌てると、「三宅さんを見て、『あ、歌舞伎ってこういうふうにやるんだな』ってちょっと興味を持っていただければいい」と補足した。

会見後には囲み取材も行われ、三宅が「なかなかこういった正装(紋付き袴)をすることがないので、うれしいです」と笑顔。一方、海老蔵と並んでいることは「まだ現実に受け入れがたいですね。緊張しています」と感想を述べた。そんな三宅をほほ笑ましく見やっていた海老蔵は、「(芝居については)そのままでいいと思います」とサラリ。三宅が「羅生門」という作品や下人についてしっかりと理解していることに信頼を寄せ、「無理なく演じることが一番大事」と優しくアドバイスを。そんな中、三宅に「練習や準備をしていることがあるか」という質問が飛び、“白塗り”(化粧)のことが話題に上がると、海老蔵が「滝沢(秀明)さんと公開で化粧していて、その時に、『これ俺たち時間かかるね。海老蔵さんとかスゲー早く終わるらしいじゃん』って話してるのを見たことあります(笑)」と「滝沢歌舞伎」の公開化粧でのトークのことを言われ、苦笑する場面も。最後は、ファンの方々に向けて、「まだ歌舞伎を見たことがない方もいらっしゃると思うので、これをきっかけにぜひとも歌舞伎の世界にハマってもらえたら」とメッセージを送った。

「六本木歌舞伎第三弾『羅生門』」は2月22日~3月10日にEXシアター六本木、3月13~17日に大阪・オリックス劇場、21~24日に札幌・わくわくホリデーホールで上演される。