夕暮れ時のブルックリン区クラウンハイツで、魚を描いたちょうちんに灯りが灯された。昨年オープンしたすし店「魚虎(うおとら)」の開店の合図だ。
ニューヨークで料理人として20年以上の経歴を持つ、2人の共同オーナーが「自分たちが本当に食べたいすし」をモットーに立ち上げた店。メニュー作りから内装まで、全て2人で一から作り上げた。抑えめの価格で上質なすしが食べられるという口コミがあっという間に広がり、今では来客の半数がリピーターだという。マンハッタンから足を運ぶ人も少なくない。
不動の人気を誇るメニューは、すし10貫「おまかせ」。日本産が中心のネタを熟成(エイジング)させて、赤酢のシャリと共にふわりと握る。角のない、まろやかな口当たりのシャリが、熟して深い味わいになったネタと溶け合い、見事な味の調和を生む。
ちなみに2月14日のバレンタインは、この「おまかせ」に刺身が付いた、スペシャルメニューを1日限定で提供予定(要予約)。詳細は要問い合わせ。
Uotora
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