ブラジル日系協会が新年会=陸軍中佐ら153人が参加

あいさつに立つ京野会長

 ブラジル日系協会(京野吉男会長)による37回目の新年会が10日正午から、サンパウロ市サンタナ区のサンパウロ空軍公園で開催され、153人が出席した。同園で作られた昼食が提供され、参加者らは食事を楽しんだ。
 ブラジル日系協会は、陸軍予備役大佐の京野会長が創設。講演会の開催やスポーツでの交流などの活動を行い、現在は若手会員の確保に積極的に取り組んでいるという。この日も20代、30代の若い日系人が新年会の準備を手伝っていた。
 また、京野会長がブラジルの軍隊へのパイプが太いため、軍隊関係の参加者も多い。同新年会には、空軍大佐のマルコス・ディアス・マルシャル氏、陸軍中佐のアドリアノ・コスタ・エ・シルヴァ氏などが出席し、絆の強さを見せた。
 京野会長は冒頭のあいさつで「ブラジルは私の友人、ボウソナロ氏が大統領となったことで、良い社会に変化していく。彼は日系社会を助けてくれる」と強調。更に22歳の若き連邦下議キム・カタギリ氏が就任したことに喜びの言葉を述べた。日本で今上陛下が退位され、皇太子殿下が新しく即位されることに言及し、同会も歓迎すると語った。
 同会には、来賓の安部順二連邦下議、松尾治文協副会長、山田康夫県連会長、池崎博文ACAL会長らも出席。また、京野会長の家族や弟も参加し、結束力の強さを示した。

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