【MLB】菊池雄星、野球への取り組みをマ軍監督が称賛 「彼には才能がたくさんある」

練習終了後にファンにサインをするマリナーズ・菊池雄星【写真:木崎英夫】

サービス監督「クラブハウスに迎えることにワクワクしている」

 西武からポスティングシステム(入札制度)でマリナーズに移籍した菊池雄星投手が12日(日本時間13日)、米アリゾナでメジャーキャンプ初日を終えた。スコット・サービス監督は新加入した日本人左腕を「彼をクラブハウスに迎えることにワクワクしている」と期待を込めた。

 この日はブルペン入りすることはなかった菊池だが、サービス監督は10日(同11日)にブルペンを視察済み。日本人左腕の印象と問われると「Y.K(菊池)がブルペンで投げる姿を見たが、彼の取り組み方には感心させられた。多くの日本人選手によくみられることだが、彼はルーティーンを重視している。彼は数字やデータにも非常に関心を持っていて、更に向上したいと思っている。我々は彼のことを気に入っている」と絶賛。

 日本では西武のエースとして通算73勝を挙げた実績、そして異国の地でも積極的に英語でコミュニケーションを取る姿を指揮官は評価する。

「彼をクラブハウスに迎えることにワクワクしている。彼はとても社交的で、英語も話すし、学ぶ意欲もあって素晴らしいチームメイトになりたいと思っている。その状況がどのように進んでいくか楽しみにしている。彼には才能がたくさんある。それは疑いようがないことだ」

 キャンプ2日目となる13日(同14日)にはブルペンに入る予定の菊池。サービス監督からも大きな期待を寄せられる左腕の動向に注目が集まる。(木崎英夫 / Hideo Kizaki)

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