V長崎が初優勝 パシフィックリムカップ

 サッカーの国際大会「パシフィックリムカップ」は日本時間の9、11日、ハワイのアロハスタジアムで行われ、V・ファーレン長崎(J2)が初優勝を飾った。1回戦はバンクーバーホワイトキャップス(MLS)、決勝はレアルソルトレーク(同)にそれぞれ3-1で快勝。昨年の札幌(J1)に続いてJリーグ勢が連覇を果たした。

 日本、米国、カナダから4チームが参加。それぞれシーズン前の最終調整を目的に、トーナメントで競った。

 V長崎は初戦、大竹が2ゴール1アシストと活躍した。前半44分、長谷川のヘディングシュートをお膳立て。後半1分は李宗浩(イジョンホ)のクロスに合わせ、3分には自ら切り込んで追加点を挙げた。守備陣は後半35分に失点したが、その後は危なげなく試合を終えた。

 決勝は組織的な守備でボールを奪い、素早いカウンターで好機をつくった。前半19分、李宗浩のクロスに澤田が合わせて先制。同38分は玉田のスルーパスに抜け出した亀川がドリブルで仕掛けてGKを引きつけ、最後は翁長が追加点を挙げた。

 後半は両チームともメンバーを入れ替えながら、試合を進めた。38分にミドルシュートを許して2-1とされたが、直後に新里のスルーパスに反応した名倉が左足でゴールを決めた。GK富澤の好セーブも光った。

 2日からのハワイキャンプはこれで全日程を終了。24日午後2時から諫早市のトランスコスモススタジアム長崎で横浜FCとのJ2開幕戦に臨む。

優勝したV・ファーレン長崎(提供V・ファーレン長崎)
【決勝、V長崎-レアルソルトレーク】V長崎の澤田がシュートを放つ=アロハスタジアム(提供V・ファーレン長崎)

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