「マンチェスター・U、この夏に退団濃厚な3選手」

スールシャール監督就任後、復調を見せているマンチェスター・ユナイテッド。今季終わりには指揮官の後任人事を含めて大きな動きがあるかもしれない。

以前にはユナイテッドが狙う大物補強ターゲットたちについて伝えたが、今回は『sportskeeda』による「この夏に売るべき3人の選手」を見てみよう。

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アントニオ・バレンシア

キャプテンを務めるなど、この10年間においてユナイテッドで素晴らしいプレーを見せてきたバレンシア。

ただ、今季はアシュリー・ヤングが右SBに収まっているため、出場機会はそれほど多くない。これまでユナイテッドで300試合以上に出場してきたが、33歳ともう若くもない。

彼がレギュラーに返り咲くことは難しいだろう。そのため、退団するのが賢明だ。

まだまだスピードがあり、強く、非常に優れたクロッサーでもある。プレミアリーグやセリエAなどの中堅クラブならば、引く手あまたのはずだ。彼のようにフィジカルに優れた選手はイタリアではフィットするだろう。

バレンシアはサー・アレックス・ファーガソン時代における最高に成功した獲得選手のひとりであり続けるだろう。

ただ、長期的な構想には入っていないかもしれず、今季がラストシーズンになる可能性もある(契約は今季限りだが、1年のオプションがあるとされている)。

マッテオ・ダルミアン

ユナイテッドでプレーした数少ないイタリア人のひとりであるダルミアン。

2015年に加入したものの、レギュラーの座を掴めないでいる。両サイドバックとしてプレーできるが、ルーク・ショウが左SBとして地位を確立した今季は出場機会に恵まれていない。

29歳のダルミアンがベンチを温めることが嬉しいはずはないだろう。また、ユナイテッドとしても、ショウのバックアッパーとなる若いサイドバックを欲しているかもしれない。

ダルミアンとユナイテッドとの契約は今季限りであり、それが延長されることはないだろう(そもそも契約が切れるため、売却対象ではないはずだが…)。

フアン・マタ

2014年からユナイテッドでプレーしてきたマタだが、確固たる地位を確立することには幾分苦しんできた。

パスセンスとシュート技術を兼ね備えたスキルフルな選手だが得点力には欠けるのだ。

スールシャール監督就任後、ネマニャ・マティッチやアンデル・エレーラ、ポール・ポグバが素晴らしい活躍を見せ、ユナイテッドの中盤はソリッドになった。

そうしたなかで、マタはアーセナルなどのプレミアリーグクラブへの移籍が噂されている。

また、ユナイテッドは来季アントワーヌ・グリーズマンら攻撃的選手の補強を狙っているとも。

したがって、彼は移籍を考えるタイミングになるかもしれない。他のイングランドクラブやリーガ勢からは引く手あまただろう。

いずれにしろ、ユナイテッドでのラストシーズンになりうる(彼もまた契約が今季で満了になる予定)。

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