岡田准一主演「白い巨塔」、財前の愛人役に沢尻エリカが決定!!

山崎豊子の大ベストセラー小説を原作に、テレビ朝日系で開局60周年を記念した超大型ドラマスペシャルとして5夜連続で放送する「白い巨塔」(放送日未定)。同ドラマで、主人公・財前五郎(岡田准一)の愛人で、バー「ラディゲ」のホステス・花森ケイ子役を沢尻エリカが務めることが分かった。沢尻は役柄について「世の中的には批判される立場にあるかもしれないですが、ある意味、自分に正直に生きている人」と印象を語った。

大阪の大学病院を舞台にした同作は、医療ドラマの枠を超えて人間の本性に迫り、山崎作品の中でも“最高傑作”と呼び声の高い不朽の名作。今作では物語の設定を現代に置き換え、最新医療ならではの今までにない新たな「白い巨塔」の世界が描かれる。

沢尻演じるケイ子は、医者を志した経験があり財前が心を許せる唯一の存在。医大に入学するが医学界の封建制と矛盾だらけの人間関係にへきえきとし大学を中退。その豊富な知識と美貌、そしてホステスとして得た幅広いネットワークを駆使し、自立した1人の女性として、教授選を戦う財前を陰ながらバックアップする。正妻でもなく、同僚でも、患者と医師という関係でもないケイ子は、財前のことを唯一“五郎ちゃん”と呼び、“愛人”という立場における強い信念をうかがわせる。

作品について沢尻は、「『白い巨塔』は10年ほど前に一度見させていただき、大人たちの黒い部分が渦巻く世界観がすごく印象に残っていました」と述べ、撮影の雰囲気は「すごく良いです。私は岡田さんとのシーンがほとんどですが、今回共演してみて、思っていたよりもとてもチャーミングで面白い方なんだなと再発見しました。シリアスな方なのかなという印象があったんですけど、ギャグを話されることもあり、『そういうことも言われるんだ!』という驚きも多いです(笑)」と岡田の意外な一面を発見したようだ。そして「『白い巨塔』という作品の一ファンとしても、この作品が今回どんな新たな形になって放送されるのか楽しみです」と期待を寄せた。

© 株式会社東京ニュース通信社