上川隆也がマエストロに!?「遺留捜査」糸村の指揮で衝撃の展開が…?

テレビ朝日系で2月24日放送の「遺留捜査スペシャル」(午後9:00)で、主演の上川隆也がオーケストラの指揮に初挑戦した。上川は「初めて指揮棒を持たせていただいたのですが、やはり自分の一挙手一投足に皆さんがついてきてくださるのは存外の気持ち良さでした」と指揮者の仕事にすっかり魅了された様子だった。

同作は事件現場に残された遺留品が持つ意味を徹底的に探り、声なき遺体が訴えたかったメッセージを代弁。事件そのものを解決するだけでなく、遺族の心情をも救う優しさと、超マイペースで空気を読まない不思議キャラの刑事・糸村聡(上川)の活躍を描く人気シリーズ「遺留捜査」の最新スペシャル。

今回、糸村たち京都府警特別捜査対策室のメンバーが挑むのは、華やかなクラシックコンサートの公演の陰で起きた殺人事件。殺された男の自宅からは1000万以上の価値がある高級バイオリンに加え、大粒のダイヤモンドも発見され、謎は深まっていくばかり。やがて、宝石店襲撃事件との関わりも浮上し、二つの事件をつなぐ謎の男が捜査線上に浮かんでくる。遺留品の“連鶴”の折り紙を糸口に、糸村が事件の奥底に潜む真実に迫っていく。

糸村が指揮に挑戦するのは、気鋭の指揮者・姫野剛志(村上淳)に事情を聴くため、音楽ホールでリハーサル中の彼を訪ねたシーン。好奇心のままステージの譜面台に置いてあった指揮棒を手にした糸村は、なぜか実際にオーケストラの指揮を執ることに。喜々として指揮台に上がったその姿は、スーツにスニーカー、斜め掛けバッグという、いつもと変わらぬスタイル。指揮する曲はブラームス作曲のあの名曲。指揮者によって奏でる音が変わるといわれるオーケストラだが、糸村の指揮は、相棒の刑事・神崎莉緒(栗山千明)が思わず「…ウソ!?」と衝撃を受けるような、驚きの展開に…?

今回、本物のオーケストラを前に指揮棒を振るという人生初の体験に挑んだ上川は「しばらく心の芯の中に残りそうなほどの気持ち良さでした。本当に体験できてよかったと思える瞬間でした」と感動の面持ちで語った。さらに、「舞台に立ってお客さまの前でお芝居している感覚に、少々似ているところもありました。ただ舞台には観客と作り上げていく空気感はあるものの、明確な応答といえるものはないんです。でも、指揮者とオーケストラの皆さんはとても明確なコミュニケーションで結ばれているからこそ、こちらのアクションが分かりやすく跳ね返ってきて、それが演奏として耳に届いてくる…。自分が投げ掛けたことへのリアクションとして、演奏者の音や動きを五感で受け取ることができるのは、お芝居とはまた違った豊かなコミュニケーションだと感じ入りました」と貴重な体験を振り返った。

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