2月22日放送のTBS系連続ドラマ「メゾン・ド・ポリス」（金曜午後10：00）第7話に、クセの強い大富豪・本郷幸成役で井上順がゲスト出演することが決まった。井上は「出演者が大好きな俳優さんばかりなので、どうして僕にはお声が掛からなかったんだろうと、このドラマに焼きもちを焼いていました。その思いが通じたのか、今回お声掛けいただきまして、台本を読む前に『やります！』と即答しました」と出演を喜んでいる。
ドラマは加藤実秋氏の同名小説シリーズを原作に、若手刑事の牧野ひより（高畑充希）が、退職した警官だけが住むシェアハウス「メゾン・ド・ポリス」を訪れ、元捜査一課の敏腕刑事・夏目惣一郎（西島秀俊）らワケありの“おじさま”たちに振り回されながら事件を解決していくストーリー。
第7話では、数々の美女と浮名を流し“世田谷のジゴロ”とも呼ばれる本郷が金庫破りの被害に遭い、幼なじみのメゾンのオーナー・伊達有嗣（近藤正臣）に捜査を依頼する。金庫には伝説の金庫破り“アゲハ”を連想させる痕跡が残されていたが、ひよりたちは体調を崩した本郷が飲んでいる薬にも違和感を覚える。さらに本郷の内縁の妻、訪問看護師、家政婦は美女ぞろいで、その関係性も非常にややこしいものだった。
井上は「過去にいろいろある非常に面白い男だと思います。メゾンのみんなともすぐに溶け込める人物です。中でも近藤正臣さん演じる伊達ちゃんとは幼なじみで、彼との再会シーンは心温まりました。シリアスな部分と温かい部分の両方を感じて楽しんでいただけたら」と役どころをアピール。
また、メゾンの住人・藤堂雅人役の野口五郎とは往年のバラエティー「カックラキン大放送!!」（1975～86年／日本テレビ系）で共演した旧知の中で、「五郎くんとは俳優としてご一緒するのは久々ですね。もっとお芝居をやればいいのにと昔から思っていたのですが、一緒にやってみるとやっぱり芸達者だなと思います」と再会がうれしかったようで、「大好きな人たちに囲まれてルンルン気分でやらせてもらってます」と撮影を楽しんだことを明かしている。
その野口も「順さんは撮影の間はずっとしゃべってます。スタッフから本番の声が掛かってもおしゃべりは止まらないんですが、近藤さんが逆にスタッフを手で制するんです。『順ちゃんにはしゃべらせてあげて』って。そんな現場あります!? もともとメゾンの現場はいい雰囲気なんですが、今日が初日とは思えないくらいなじまれていますし、さらにいい雰囲気です。ただ、ずっとしゃべっているので疲れると思いますが。そこだけは心配です（笑）」と井上のなじみっぷりを披露した。
