第3クール最終日で山田とともに特守を行ったベテランの中村
西武の中村剛也内野手が南郷キャンプ第3クール最終日の13日、山田遥楓内野手とともに毎年恒例となっている居残り特守で汗を流した。
この日は前日からの雨の影響でサブグラウンドを使用できず、急遽メイン球場の一角を使用して行われた特守では軽快なグラブさばきを披露。当初は第2クールでの特守が予定されていたが、天候と自身のコンディションを考慮してこの日に再チャレンジとなった。機敏な動きとともに、山田やノッカーを務めた黒田コーチとの軽妙なトークで観客を沸かせた。
練習後には「しっかり守って、打って、が野球。そこをしっかりやりたい」と話した。今年36歳を迎えるベテランは、キャンプ中の調整も任されている。ここまでもシート打撃で2回しか打席に立っていないが、「あまり張り切らない」とあくまでもマイペースだ。
若い選手と練習を共にする中でも「やってやろうという気持ちが強すぎると練習をいっぱいしてしまう。身体に気を付けてやっています」と周囲に流されることなく、ベテランならではの自己管理で仕上げていく。今年の出陣式ではファンの前でホームラン王の奪還を誓っていた中村。「慌てず。焦っても結果が出ない。ゆっくり、結果が出るようにやりたい」と意気込んだ。（安藤かなみ / Kanami Ando）
