フィーゴ、元祖怪物ロナウドも超えている! ベイルへの批判は間違いか

レアルのベイル photo/Getty Images

怪我が多いこともあってか、レアル・マドリードFWガレス・ベイルは常に批判を浴びてきた。昨季までチームメイトにクリスティアーノ・ロナウドがいたことも影響していたはずで、ベイルはロナウドに比べてチームへの貢献が不十分と判断されている。

しかし、スタッツは嘘をつかない。ベイルがレアルを代表する優秀なアタッカーだと主張したのは、英『GIVE ME SPORTS』だ。確かにベイルは怪我が多いため一貫性に欠けるが、これまで十分すぎるほどにチームへ貢献してきている。

レアルではこれまで通算217試合に出場し、100得点64アシストを記録。この数字はかつてレアルで活躍した偉大な選手たちをも上回るものだ。例えば同じウイングを主戦場とした元ポルトガル代表MFルイス・フィーゴは、レアルで245試合に出場して58得点76アシスト。アシスト数ではベイルを上回るが、やはり得点力ではベイルが圧倒的に上をいく。

元祖怪物FWロナウドの場合は177試合で104得点と、得点数はベイルを超えている。しかしアシストの数は27に留まっている。1試合平均の得点&アシスト率ではベイルが0.76点となっているが、ロナウドは0.74点、フィーゴは0.55点まで落ちる。

しかもベイルはチャンピオンズリーグ決勝など、タイトルのかかった一戦で決定的な働きを見せるケースが目立つ。昨季もチャンピオンズリーグ決勝のリヴァプール戦で華麗なオーバーヘッドを含む2得点を記録しており、これまで決勝で記録した得点&アシストは9点だ。ロナウドは3点、フィーゴは5点となっているため、これもベイルの方が上だ。

クリスティアーノ・ロナウドがいたことで感覚が麻痺しているのかもしれないが、ベイルはレアルの歴史に名を刻めるほどの活躍を見せている。納得していないサポーターもいるだろうが、ベイルは称賛されるべき実力者と言えよう。

© 株式会社FACTORIES