豚コレラ対策 イノシシ侵入防止強化を

県、畜産関係者集め初会合

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県畜産課の職員から豚コレラ対策などの説明を受ける畜産関係団体や県関係機関の関係者=県庁

愛知や岐阜など5府県で家畜伝染病「豚コレラ」の感染が確認されたことを受け、県は13日、畜産関係団体と県関係機関を集めた初めての対策会議を開いた。県は畜産関係団体に対し、感染拡大の原因として疑われる野生イノシシを農場に侵入させないための対策を強化するとともに、早期発見や通知の徹底を呼び掛けた。

会議には関係者約30人が出席。県農林水産部畜産課の職員が国内での豚コレラ発生状況を報告したほか、県内での発生に備え、発生から24時間以内に殺処分を完了させるなどの防疫措置の流れなどを説明した。また、県内で昨年9月以降に死亡した野生イノシシ8頭と養豚場60戸を対象とした検査では全て陰性だった。

県内の養豚農家約200人が加入する県養豚協会事務局の木村忠士さん(44)は「豚コレラを発生させないためには侵入防止しかない。愛情を込めて育てた豚を殺処分することは心情的にもつらいことで、養豚農家には最新の情報を提供していきたい」と話した。

県では野生イノシシの侵入防止策として、農場内や農場周辺の草刈りなどを行うことでイノシシの隠れる場所をなくす▽豚舎内を見えなくするとともに給餌エサを放置しない。こぼれたエサは掃除する▽電気牧柵やトタン柵などの設置-を養豚農家に求めている。

豚コレラは豚やイノシシの伝染病で感染力が強く致死率も高いが、人には感染せず、感染した豚の肉を食べても人体に影響はないという。

(小室雅一)