県高文連 6団体と3人表彰 全国、九州大会で優秀な成績

 本年度の文化活動で優秀な成績を収めた高校生らを顕彰する長崎県高校文化連盟(県高文連)の表彰式が長崎市内であり、全国、九州大会で優秀な成績を収めた6団体3人が表彰された。

 草野俊晴県高文連会長が「それぞれの分野の魅力や面白さを心から味わい、技量を進化させ、その成果が多くの人を感動させ、幸せにした」と健闘をたたえ、表彰状を手渡した。その後、団体の代表、個人一人一人があいさつした。

 活水高吹奏楽部は昨年11月に大阪市であった第31回全日本マーチングコンテストで長崎県勢で初めて金賞を射止めた。金子凜乃(りの)部長(2年)は「今年も演奏を通して音楽の素晴らしさや感謝の気持ちを伝えられるよう頑張っていきたい」と述べた。

 長崎西高生物部は大村湾で発見した新種のアメンボについて発表した昨年8月の第42回全国高総文祭(信州総文祭)自然科学部門で優秀賞に輝いたほか、カメムシの研究では第16回高校生科学技術チャレンジ(JSEC)で科学技術政策担当大臣賞を受賞。玉田結唯(ゆい)部長(2年)は「5月にアメリカのアリゾナである国際大会での発表を控えている。これからも精進していきたい」と飛躍を誓った。

 西海学園高3年の吉居李華さんは第2回全九州総文祭書道部門席上揮毫(きごう)大会で第一席に輝き、「大学に進学し、書の専門的な技術や知識を磨きたい」と抱負。西陵高吹奏楽部は県マーチングコンテストで3年連続最優秀金賞を受賞し、有川由梨部長(2年)は「全国総文祭は2年連続でグットパレード賞を受賞できた。さが総文への出場が決まっており、感謝の気持ちを忘れず精進したい」と述べた。

 式の冒頭、被表彰者を代表して第2回全九州総文祭放送部門(第49回九州高校放送コンテスト)放送・朗読部門で優勝した長崎東高2年の清川愛実(まなみ)さんと、ラジオ番組部門で優勝した長崎北高放送部の峰夏実(なつみ)部長(2年)が実力を披露。

 昨年11月に長崎市であった県高総文祭の生徒実行委員会(方花音(かのん)委員長・長崎東高2年)には感謝状が贈られた。

 ■他の被表彰者は次の通り。(敬称略)
 【生徒表彰】
 ▽長崎東高3年・中尾榛花(第42回全国総文祭放送・アナウンス部門優秀賞)▽創成館高吹奏楽部(県吹奏楽コンクール3年連続最優秀金賞)▽長崎北陽台高生物部(県総文祭科学研究発表大会展示発表の部3年連続最優秀賞)
 【理事表彰】
 ▽草野俊晴(長崎北高校長・県高文連会長)▽穴山司(島原特別支援学校校長・郷土芸能専門部長)▽本村公秀(県教委高校教育課児童生徒支援室長・図書専門部長)▽山下嘉仁(大村工業高教諭・美術専門部委員長)▽隈部憲也(島原特別支援学校教諭・郷土芸能専門部委員長)▽長瀬貴之(大村工業高教諭・図書専門部委員長)

県高文連の表彰を受けた生徒=長崎市筑後町、ホテルセントヒル長崎

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