全九州高校新人ラグビー 16日開幕 選抜切符懸け16校出場

 ラグビーの第41回全九州高校新人大会は16~20日、長崎市総合運動公園かきどまり陸上競技場を主会場に行われる。各県新人大会上位2校の計16校が出場。長崎県からは長崎北陽台と長崎南山がエントリーした。上位5校が全国選抜大会(3月30日~4月7日・埼玉)の出場権を獲得する。

 選抜に出場できるのは4強以上に加え、準々決勝で敗れた4校による5位決定トーナメントを勝ち抜いた1校。優勝争いはV14を狙う東福岡を、長崎北陽台、佐賀工、大分東明などが追う展開が予想される。

 長崎第1代表の長崎北陽台はFB山口、ロック亀井、CTB岡崎ら、年末年始の全国大会(花園)8強メンバーが多く残り、今季も組織力に磨きをかけ始めている。昨季はこの大会の決勝、6月の九州大会決勝、花園準々決勝と主要3大会すべて東福岡に敗れた。今年も決勝まで勝ち上がれば同カードとなる可能性があり、チームはリベンジに燃えている。

 長崎南山は選手層が厚く、経験値の高いメンバーがそろう。フッカー池田、ロック田中洸を軸にしたFW陣が、身体能力に優れたバックス陣をどれだけ生かせるか。高鍋(宮崎)との初戦から持ち味を出し切りたい。

 17日は長崎市総合運動公園かきどまり補助競技場で第6回九州高校女子選抜セブンズ大会も開催。合同チームを含む計6チームが、予選リーグから決勝トーナメントで競う。長崎県からは2年連続で準優勝しているナガサキレディース(昨年は県選抜)が出場する。

1月の県新人大会決勝で対戦した長崎北陽台と長崎南山。地元で選抜切符2枚獲得を狙う=佐世保市東部スポーツ広場

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