Dバックスがジョセフと1年契約 正捕手争いに参戦

日本時間2月14日、ダイヤモンドバックスはフリーエージェントの捕手、ケイレブ・ジョセフと1年契約を結んだことを発表した。ジョセフがロースター入りするのに伴い、トミー・ジョン手術からのリハビリ中である右腕、タイワン・ウォーカーが60日間の故障者リストに登録され、40人枠に登録されている選手の数は40人で変わらない。ジョセフはカーソン・ケリー、アレックス・アビラ、ジョン・ライアン・マーフィーらと正捕手の座を争うことになりそうだ。

現在32歳のジョセフは、2015年と2017年にゴールドグラブ賞の受賞者候補に挙げられたことがあり、2015年には捕手部門の投票で5位にランクイン。通算375試合以上に出場している現役捕手のなかでは9位となる盗塁阻止率29.4%をマークしており、これはJ.T.リアルミュート(フィリーズ)、ウィルソン・ラモス(メッツ)、バスター・ポージー(ジャイアンツ)といったスター捕手を上回っている。

昨季は盗塁阻止率32.2%をマークし、捕手として11度の併殺に関与したのはサルバドール・ペレス(ロイヤルズ)と並んでメジャー最多だった。オリオールズで82試合に出場して打率.219、14二塁打、3本塁打、17打点に終わったが、AAA級では24試合のみの出場ながら打率.273をマークしている。また、メジャーデビューしてからオリオールズで過ごした5年間の通算成績は、402試合に出場して打率.224、56二塁打、4三塁打、31本塁打、122打点となっている。

今季のダイヤモンドバックスは、ポール・ゴールドシュミットを放出したトレードで若手有望株のケリーを獲得しており、現時点ではケリーが正捕手の筆頭候補となっている。ジョセフと同じ32歳のアビラ、27歳のマーフィーも控えており、メジャーレベルの捕手が4人もチームに在籍していることになる。まだマイナーオプションが残っていることを考えると、ジョセフはAAA級で開幕を迎えることになるかもしれない。

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