リリーフ左腕・ディークマン ロイヤルズと1年契約

日本時間2月14日、ロイヤルズはフリーエージェントのリリーフ左腕、ジェイク・ディークマンと2020年の相互オプションが付いた1年契約を結んだことを発表した。MLB公式サイトでロイヤルズの番記者を務めるジェフリー・フラナガンが関係者から得た情報によると、ディークマンの年俸は225万ドルで、2020年のオプションが行使されなかった場合、バイアウト50万ドルが支払われるという。また、ロイヤルズはディークマンとの契約に伴い、トミー・ジョン手術からのリハビリ中である右腕、ジェシー・ハーンを60日間の故障者リストに登録した。

先月32歳になったばかりのディークマンは、昨季レンジャーズとダイヤモンドバックスで合計71試合に登板して自己ワーストの防御率4.73に終わったものの、2016年にはレンジャーズで66試合に登板して26ホールド、防御率3.40をマーク。2017年は故障の影響で長期離脱し、11試合のみの登板に終わったが、自己ベストの防御率2.53をマークした。フィリーズ、レンジャーズ、ダイヤモンドバックスでプレイした7年間の通算成績は、365試合で312イニングを投げ、14勝15敗、7セーブ、97ホールド、383奪三振、防御率3.75となっている。

ロイヤルズのネッド・ヨスト監督は、スプリング・トレーニングが終了するまでブルペンの役割分担を決めないことを明言しており、スプリング・トレーニングでのパフォーマンス次第では、どの投手にもセットアッパーやクローザーを務めるチャンスがある状況。もちろん、ディークマンもスプリング・トレーニングで好投を続けていれば、セットアッパーやクローザーの有力候補となるだろう。

なお、昨季のディークマンは7回と8回に登板することが多かったものの、7回は防御率1.88、被打率.125と好投したのに対し、8回は防御率5.81、被打率.262と今一つだった。この傾向が続くのであれば、ディークマンは7回担当のセットアッパーとして起用するのがベストの選択肢となるかもしれない。

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