アーセナルはラムジーを使いこなせていない!? ユーヴェが獲得した理由は

ユヴェントスに向かうラムジー photo/Getty Images

ユヴェントスは来季よりアーセナルでプレイするMFアーロン・ラムジーが加わることを発表したが、なぜラムジーが必要だったのか。中にはラムジーがユヴェントスでスタメンを確保するのは難しいのではとの意見もあったが、ユヴェントス側は確信を持ってラムジー獲得に動いていたようだ。

伊『Gazzetta dello Sport』によると、ユヴェントスのファビオ・パラティチSDはラムジーが今のユヴェントスにはいないタイプのMFだと主張。アーセナルはラムジーの良さを100%活かすことができておらず、その真の価値を理解できていないとの見解を示している。

「個人的な意見では、ラムジーはまだベストなポジションを見つけることができていない。なぜなら彼は中盤3枚の一角インサイドハーフでプレイしていないからだ。その役割なら前線へ飛び出していける。我々のチームにはそうした選手がいない。ユーティリティ性では劣るが、テクニックでは彼以上のMFを我々は抱えていない。またパワー、戦術面ではやや劣るが、彼は運動量が豊富だ。ゴールを目指し、ラストパスを出せる選手だ」

確かに今季もアーセナルではラムジーをトップ下で起用することが多く、2トップの背後にラムジーを配する形が目立つ。ラムジーはその役割をこなせる選手だが、パラティチSDはユヴェントスが採用する[4-3-3]の一角でこそ能力を最大限活かせるとの確信があるようだ。今のユヴェントスにはいないタイプと評されているが、ラムジーはユヴェントスでヒットするか。

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