釈迦の入滅、細密に描いた涅槃図修復 滋賀・西光寺

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修復を終え、公開された西光寺の「絹本著色仏涅槃図」(滋賀県草津市草津3丁目・草津宿街道交流館)

 滋賀県草津市南山田町の西光寺に伝わる涅槃図(ねはんず)が修復され、草津宿街道交流館(同市草津3丁目)で13日公開された。同寺の住職だった岳陽(がくよう)(1739~1822年)の大作で、釈迦(しゃか)の入滅する様子が細密に描かれている。

 1772年作の「絹本著色(けんぽんちゃくしょく)仏涅槃図」。縦214センチ、横164.2センチで、市指定文化財に指定されている。絵の具がはがれるなどの傷みが目立ったため、2016、17年度にかけて修復された。

 満月の夜に頭を北向きにして横たわる釈迦の周囲で、弟子やさまざまな動物が嘆き悲しむ様子が描かれている。修復の過程で、絹の裏から絵の具を塗ったり、金箔(きんぱく)を施したりする高度な技法が用いられていたことが分かったという。

 17日まで。要入館料。16日午後2時から修復作業に関する講演会がある。