南野拓実がいざEL制覇へ! グループ全勝の攻撃軍団ザルツブルクの脅威

ザルツブルクの南野拓実 photo/Getty Images

今季のヨーロッパリーグではアーセナル、チェルシー、インテル、ナポリ、セビージャといったところが優勝候補に挙げられるのだろう。彼らは本来チャンピオンズリーグのベスト16に残っていても不思議はないクラブだ。しかし、今季も台風の目となりそうなクラブがある。日本代表MF南野拓実も所属するオーストリアのザルツブルクだ。

ザルツブルクはグループステージを全勝で勝ち抜いており、昨季もベスト4まで進んだ実績がある。ヨーロッパリーグで頂点を狙うだけの実力を持つ危険なクラブと言えよう。決勝トーナメント1回戦ではベルギーのクラブ・ブルージュと対戦するが、それを前にベルギー『Voetbalkrant』がザルツブルクの危険人物たちを特集している。

まず最初に取り上げられたのは、すでに今夏のセビージャ行きが決まっているFWムナス・ダブールだ。今季はグループステージで6得点を記録し、国内リーグでもチームメイトのスマイル・プレヴリャクと並んで得点ランク首位となる9得点を記録しているザルツブルクのエースだ。ザルツブルクはヨーロッパリーグのグループステージ全6試合で17得点を挙げており、攻撃力はかなりのものがある。そのチームのエースであるダブールを警戒するのは当然だ。

他には姉妹クラブのライプツィヒに来季から合流することになっている19歳のオーストリア人MFハンネス・ヴォルフ、オーストリア代表DFステファン・ライナー、守備的MFのマリ代表MFディアディ・サマッセク、21歳のMFザヴェル・シュラーガー、そして同メディアは南野のことも要注意人物の1人として名前を挙げている。

南野はグループステージのローゼンボリ戦でハットトリックを記録するなど、今大会は4得点を記録している。途中出場からでも得点を挙げられることは証明済みで、スーパーサブの1人でもある。ザルツブルクが頂点を目指すには南野の力が必要になる時が必ずあるはずだ。昨季は惜しくもベスト4で姿を消すことになったが、今季はファイナルまで進めるのか。ザルツブルクは欧州四大リーグのクラブではないからといって甘く見ることのできるチームではない。

© 株式会社FACTORIES