「安全・迅速に対応」ネットで募集 薬物密売の男女を逮捕

 神奈川県警薬物銃器対策課と栄署は14日までに、覚せい剤取締法違反と大麻取締法違反(ともに営利目的譲り渡しなど)の疑いで、無職の男(38)=横浜市神奈川区西寺尾2丁目=を、大麻取締法違反(営利目的所持)の疑いで、アルバイトの女(35)=同市中区柏葉=を逮捕した。

 男の逮捕容疑は、昨年10月22日午後6時40分ごろ、同市神奈川区鶴屋町3丁目の路上に止めた車内で、県内に住む40代の男性に営利目的で覚醒剤や大麻を譲り渡した、などとしている。女の逮捕容疑は、今月14日未明、自宅でビニール袋入りの大麻約210グラムを営利目的で所持した、としている。

 県警によると、両容疑者は交際していたといい、男は「弁護人が来るまで話さない」などと供述。女は、大麻は男のものだとの趣旨の話をしているという。

 県警は男がインターネットの掲示板で「横浜周辺で安全かつスピーディーに対応します」「高純度、高品質なものしか扱いません」などと客を募り、横浜駅や関内駅周辺などで覚醒剤や大麻を密売していたとみて、入手ルートなどを調べている。県警は昨年5~11月、男から覚醒剤などを譲り受けたとされる日本人の男女約10人を同容疑などで摘発していた。

神奈川県警本部

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