八嶋智人が北海道・十勝へ。「農村ホームステイ」から生まれた都会と農村の新しい未来に迫る!

TBS系では、2月17日に農村ドキュメントバラエティー「北海道にもう一つ、ふるさとできました。~都会と農村。人と人を、農がつなぎ、未来が実る。~」(午後3:30=HBC制作/12局ネット)が放送される。ナビゲーターの俳優・八嶋智人が、高校生にありのままの農村生活を体験してもらう「とかち農村ホームステイ」の体験者らのもとを訪れ、都会と農村との関わりから生まれた“新たな価値観”を伝える。

「とかち農村ホームステイ」とは、食や命、人と人との関わりの大切さを発信しようと、日本有数の食料基地・十勝地方(帯広市、音更町、士幌町、上士幌町、広尾町など19市町村で構成)の農家が2009年から始めた取り組み。修学旅行で訪れた都会の高校生たちが、地元の農家や酪農家で農作業を手伝うだけではなく、寝食を共にして家族のような触れ合いを体験するもの。

この体験がきっかけで、人生の大きな決断をした人がいると聞き、八嶋は帯広畜産大学へ向かった。そこで出会ったのは、大阪出身の女子学生。彼女は高校2年生の時に「とかち農村ホームステイ」に参加し、この大学への進学を決意したという。彼女の考え方や人生に影響を与えた十勝での体験とは?

八嶋はまた、「とかち農村ホームステイ」のホストを務める広尾町の酪農家夫婦にも会いに行く。夫婦も帯広畜産大学の出身で、千葉県から進学し、そのまま十勝で就農したという。これまで高校生たちを積極的に受け入れ、食と命をめぐる深い思いをぶつけてきた一方で、彼らと触れ合うことで自分たちの町が秘める可能性に気付かされることも多かったと話す。その思いとは?

このほか番組では、農村の持つ可能性に共感し、東京の大手企業に勤めながら新たな関わりを持とうとする企業人などを取材。大手IT企業に勤務する傍ら、故郷の十勝を題材にしたミステリー小説を執筆する作家や、大手メーカーに勤務しながら十勝の林業が抱える課題と向き合う男性など、それぞれの出会いや活動、地方への思いなどを紹介する。

十勝の農村で始まった“未来への種まき”ともいえる「とかち農村ホームステイ」の取り組みが、10年を経て“芽吹き”の時期を迎えている。さまざまな人々の生きる姿を通して、それまでとは違う都会と農村の未来を考える内容だ。

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