量子コンピュータでも解読不可、デジタル署名アルゴリズム試験成功(デジサート・ジャパン)

©株式会社イード

デジサート・ジャパン合同会社は2月14日、米デジサート・インクとハードウェアセキュリティモジュール(HSM)プロバイダであるUtimaco社、耐量子計算機(耐量子コンピュータ)暗号を主導するマイクロソフト リサーチが、「Picnic」耐量子コンピュータデジタル署名アルゴリズムの試験実施に成功したと発表した。この概念実証は、現在広く使われている暗号化アルゴリズムに対し、量子コンピューティングがもたらす将来の脅威に対してIoTデバイス保護で完全なソリューションを示すもの。

現在、多くのIoTデバイスはRSAとECCを使用し、デバイスのアイデンティティと通信の機密性、完全性、信頼性を確保している。しかし、今後10年から15年の間に大型量子コンピュータが登場し、RSAやECC公開鍵暗号を破ると予想されている。3社はこの脅威への対策に取り組み、概念実証を行った。

マイクロソフト リサーチにより開発されたPcnic耐量子コンピュータデジタル署名アルゴリズムを使い、デジサートにより証明書が発行される。このアルゴリズムによる証明書を発行するため、デジサートはUtimaco製のHSMを利用した。開発中の完全なソリューションは、耐量子コンピュータデジタル証明書の発行や鍵の安全管理を提供できる可能性があり、企業が将来においても有効なIoTを展開を進めるうえで有用であるとしている。