福子を支えるめい姉妹役の岸井ゆきのと深川麻衣、役柄へのそれぞれの思いとは?

NHK連続テレビ小説「まんぷく」(月~土曜午前8:00ほか)で、ヒロイン・立花福子(安藤サクラ)のめい姉妹の姉・神部タカを演じる岸井ゆきのと、妹・香田吉乃役の深川麻衣。神部茂(瀬戸康史)と結婚したタカに続き、今度は吉乃にも元“塩軍団”との恋模様が待ち受ける。

ドラマは福子と夫の萬平(長谷川博己)がさまざまな事業に挑戦し、失敗を乗り越えて即席ラーメンを開発し、世界の食文化に革命をもたらす姿を描くストーリー。福子の姉・香田克子(松下奈緒)の長女・タカは妹や弟たちの面倒もよく見る家族思いの頑張り屋、一方で次女の吉乃はマイペースで落ち着いた性格という対照的な役どころだ。

タカを14歳から演じている岸井は「実年齢の12歳下を演じたと思ったら、今度は同じくらい年上のタカを演じることになるので、私にとっては挑戦」と意気込みを明かす。「実はこんなに『14歳に見える!』と視聴者の方から反響をいただけるとは思っていなくて…。当初はどうやって演じようかと悩んでいました。人の気持ちを推し量れない幼さもある一方で、だんだんと思考は大人になっていくというような、いろんな思いを抱えた複雑な年齢ですよね」と振り返り、「実年齢と同じ26歳を演じるようになってからは、自分自身と近づいたこともあって、シンプルに役を考えられるようになってきました」と語る。

一方、萬平の即席ラーメン作りに興味を示す吉乃役の深川は「子役の吉乃ちゃんの映像を見て、兄弟げんかもするけれど、とても家族思いの女の子だなと感じました。笑顔も印象的だったので、その雰囲気を大切に演じたい」と役を引き継いだ思いを明かし、「好奇心旺盛なところは、私自身とすごく似ていますね。私もモノを作るのが好きだし、モノづくりを見ることも好きです」と共通点もアピール。

そして、タカは新たな命を宿し、吉乃には恋の季節がやってくる。岸井は「妊娠する役はドラマでは初めてになります。不思議な感じではありますが、妊娠はタカにとって初めての経験で、私にとっても身重になる役が初めての経験。通じるものがあると思うので、気負わずにタカと一緒に“初めての経験”を体感していけたら」と未知の人生を演じることが楽しみで仕方ないよう。

元“塩軍団”メンバーの岡幸助(中尾明慶)と森本元(毎熊克哉)との恋の三角関係が待ち受ける深川も「吉乃の恋については台本が届いたタイミングでいろいろなことを知っていくので、その行方は私にも分かりません。『お父さんみたいな人が好き』と言ったり、同僚の女の子たちとの恋バナでは『無骨な人が好き』と言ったり、岡さんと森本さんのことかな?と解釈できる含みを持たせた言い方で、今のところ思わせぶりですよね」と恋の結末が気になる様子。福子と萬平の即席ラーメン作りの行方だけでなく、タカと吉乃姉妹の人生の転機も注目だ。

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