【MLB】「大谷翔平ほど注目されてないが」――二刀流招待選手のブルペン動画が話題

二刀流招待選手のジャレド・ウォルシュがブルペン入り(背番号75がウォルシュ)【写真提供:Angels Baseball】

25歳ウォルシュはエンゼルスのキャンプに「二刀流」として参加中

 エンゼルスとマイナー契約を結び、13日から始まったバッテリー組のスプリングトレーニングに「二刀流(TWO-WAY)」の招待選手として参加しているのがジャレド・ウォルシュ内野手だ。二刀流としてメジャー昇格を目指す25歳の初ブルペンの模様を、米メディア「ジ・アスレチック」でエンゼルス番を務めているファビアン・アルダヤ記者が自身のツイッターで公開している。

 アルダヤ記者が公開したのは米アリゾナ州テンピのキャンプ施設での左腕・ウォルシュの投球練習。34秒の動画では左腕がカーブを含めて3球を投げている。またスプリングトレーニング序盤で軽めの投球となっているが、動画はほぼ真後ろから撮られており、迫力のある映像となっている。「エンゼルスでは一番新しい二刀流プロジェクトはジャレド・ウォルシュ。彼は今ブルペンで投げていて、カーブも投げている。ショウヘイ・オオタニほどのメディアから注目されていないが」と報告している。

 ウォルシュは2015年のドラフト39巡目でエンゼルスに入団した25歳で、昨季は1A+、2A、3Aの3つのカテゴリーで計128試合に出場し、通算打率.277、29本塁打、99打点。一方、投手としても3カテゴリーで計8試合に登板(すべて救援)し、1勝2敗1セーブ、防御率2.08という好成績を残している。ウォルシュは2016年にも1Aで2試合に登板した記録がある。

 アルダヤ記者の投稿に、米ファンも反応。「投手がたくさんいた方がエンゼルスへ刺激をもたらす」とコメントされ、これまでに3000回近い動画再生回数となっている。昨年10月初旬に右肘内側側副靭帯の再建術(トミー・ジョン手術)を受けた影響で今季は打者一本となる大谷翔平投手は20年シーズンでの二刀流復活が期待されている。1年後に大谷と“二刀流ブラザーズ”としてチームを支えるのか注目だ。(Full-Count編集部)

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