長崎県内の高校で最も早い卒業式が14日、長崎市宝栄町の活水高(大岩厚校長)であり、190人が思い出の詰まった学びやを後にした。
大岩校長が一人一人に卒業証書を手渡し、「自らが得た幸せを周囲や社会に分け与えられるような女性になってほしい」とはなむけの言葉を贈った。卒業生を代表し、吉田花奈さん(18)が「多くの出会いとかけがえのない思い出を胸に羽ばたいていく」と述べた。
伝統の「魂(たま)ゆずり」では、卒業生の高田萌衣さん(18)が校名の由来「活(い)ける水」を象徴する手おけを在校生に手渡した。
山下珠璃さん(18)は「高校生活で得たもので一番大きいのは友人。春から県外の大学に進学するので不安はあるが、将来の目標に向かって頑張りたい」と笑顔を見せた。