フランコーナ監督 リンドーアの早期復帰を楽観視

インディアンスがスター遊撃手フランシスコ・リンドーアの右ふくらはぎの故障について発表したとき、リンドーアが開幕戦のラインナップに名を連ねるのは不可能であると思われた。病院での診察結果によると、実戦復帰できるまでに7~9週間を要する見込みであり、最短の7週間で復帰した場合、その日は開幕戦前日にあたる。つまり、全てがスムーズに進まなければ開幕戦に間に合わないという状況なのだ。しかし、テリー・フランコーナ監督は、リンドーアが予定よりも早く回復して開幕戦に間に合うと楽観的に捉えているようだ。

「(復帰までの)タイムテーブルが設定されているのは知っているけど、それは正しくないと思うんだ」とフランコーナ。「私はフランキー(リンドーアの愛称)のことをよく知っているし、自分の考えを信じるよ。彼の体調は良いし、彼は若いし、彼は一生懸命に練習する。(開幕戦までに)彼は万全の状態になっていると思うよ」とリンドーアへの信頼を口にした。

リンドーアは日本時間2月15日にインディアンスのスプリング・トレーニング施設に到着。引き続き、実戦復帰に向けてのリハビリを行う予定となっている。日本時間2月5日にヘッド・アスレチック・トレーナーのジェームス・クインランに右ふくらはぎの違和感を訴えてから10日が経過したが、フロリダ州オーランドからアリゾナ州グッドイヤーに場所を変え、焦らず地道にリハビリを続けていく。

リンドーアの離脱期間中、フランコーナはユー・チャン(張育成)、エリック・スタメッツ、マックス・モロフ、マイク・フリーマンらを遊撃手として起用する方針を明らかにしている。また、リンドーアと三遊間コンビを形成するホゼ・ラミレスが遊撃に回る可能性はないことも明言した。

昨季38本塁打、25盗塁、OPS.871をマークするなど、攻守の要としてチームに不可欠な存在となっているリンドーア。フランコーナが考えるとおりに早期復帰が実現すれば、チームにとってこの上ない朗報となりそうだ。

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