強力若手軍団リヨンが”メッシ封じ”へ 「中盤を強化してプレッシャーを」

バルセロナのメッシ photo/Getty Images

バルセロナとレアル・マドリードのスペイン2強は今季もチャンピオンズリーグの優勝候補だが、彼らが決勝トーナメント1回戦で激突する相手はなかなかに興味深い。レアルの方はすでに1stレグが終了したが、オランダのアヤックス、そしてバルセロナは19日にフランスのリヨンと対戦する。アヤックスとリヨンは勢いのある若手軍団というところで共通点があり、両チームとも欧州のビッグクラブが目をつけるヤングタレントが揃っている。

アヤックスは1stレグでレアル相手に真っ向勝負を挑み、1-2で敗れてしまった。しかし、アヤックスの実力を示すには十分なゲームだったと言えるのではないか。次はリヨンの番だ。リヨンはグループステージでマンチェスター・シティを撃破するなどサプライズを起こしており、バルセロナ相手にもアグレッシブな姿勢を見せてくれるはずだ。

仏『La Progres』によると、リヨンを指揮するブルーノ・ジェネジオもバルセロナ攻略へ準備を進めているようだ。やはりバルセロナを撃破するにはエースのリオネル・メッシを封じるしかなく、ここで自由にやられてしまうと大量失点の恐れが出てくる。ジェネジオは中盤を強化し、組織的にメッシ封じを実現しようと考えているようだ。

「メッシ封じのプランは組織的なものになるだろう。全員が反応しなければならない。中盤を強化し、メッシにプレッシャーをかけないとね。1人がマンマークで彼を見ると、どこかで違いが生じるはずだ」

中盤でマークを受け渡しながらメッシを上手く監視できるのか。間違いなく守備の時間が長くなるはずで、リヨンはホーム&アウェイ関係なく我慢の展開となるだろう。マンC相手にはその我慢から勝ち点をもぎ取ったが、バルセロナ相手にもサプライズは起こせるのか。アヤックス同様に若手らしいフレッシュで思い切りのいい戦いを見せてほしいところだ。

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