塚本高史が同僚・丸山隆平に“モノ申す”!?「役を愛らしくみせられるところが彼の良さだと思います」

塚本高史が同僚・丸山隆平に“モノ申す”!?「役を愛らしくみせられるところが彼の良さだと思います」

真木よう子さん演じる原島浩美が「恐れながら申し上げます」のセリフとともに、お客さま第一の銀行員として業績不振の支店を立て直していくドラマ「よつば銀行 原島浩美がモノ申す!~この女に賭けろ~」(テレビ東京系)。浩美の相手に臆することない言動と、想像もつかないような展開で支店と取引先が救われるさまに、思わず引き込まれてしまう方も多いのでないでしょうか?

今回、浩美の部下にもかかわらず彼女を疎ましく思う矢野修役を演じる塚本高史さんを直撃取材! 銀行員を演じる上での思いやプライベートで“モノ申した”エピソード、また同じ営業課に所属する加東亜希彦役を演じる丸山隆平さんについてなど、たっぷりと語ってくださいました。

──今回演じる矢野は銀行員の役ですが、銀行や銀行員に対してどんな印象をお持ちでしたか?

「僕の率直なイメージは“お堅い”だったんですけど、今回銀行員を演じさせてもらって、実際にはお客さまに寄り添わないといけない、神経を使う仕事だなと感じましたね。作中にも出てくるんですけど、既に取引実績がある企業でも『何でこういう状況なんだろう?』と疑問を持ってみたり、現状問題がなかったとしても『こうすればもっとよくなるんですよ』と自分なりのプレゼンをしたり…。そういった親身になってくれる行員もいれば、ノルマ達成だけを望んでいる人もいたりして…この作品はいろんな銀行員がいる中での人情ドラマだと思っています」

──塚本さんは演じる矢野に対して「ドラマに出てくる人物の中で一番自分に合っている」とコメントされていましたが、どういうところが塚本さんに合っていると感じられたのですか?

「物事に対してズバッと言うところが共感できます。他の人が言えないようなことを『僕が言ったら当たり障りないかな』と感じて実際に言うような(笑)」

──塚本さんも割とズバッと言えるタイプなんですね。

「そうですね! 言わないで後から『言っとけばよかったな』と思いたくないので、言いますね」

──ちなみに、塚本さんが今個人的に「物申したい」ことがあればぜひ教えてください!

「都度言ってしまうタイプで、あまりため込むことがないからな~(笑)」

──常に物申しているんですね!

「そうです! 常に物申してますね(笑)。最近物申した経験は、携帯電話を機種変更しに行った時のことかな。店員さんが進めてくれたプランより別のものの方がいいんじゃないかと感じて『こっちの方がいいでしょ!?』と言ってみたんですよ。でも、店員さんが『いや、待ってください!』とすごく熱心に電卓で計算し始めてくれて。2年先くらいまで計算してくれて、結局店員さんのプランがお得ということが分かり、そっちに決めました(笑)」

──おぉ~! 納得してお得なプランで決められたんですね。

「そうなんですよ! 物申して、いいこともあるんですよ。僕が目先の数字や感じたものだけで『こっちの方がいいんじゃないの?』と言ったことに対して、ちゃんと説明してくれたんです。もし詳しく説明できない人だったら流してたと思うんですよ。でも、そこで流さずにしっかりプレゼンしてくれた店員さんも、素晴らしい人だったなと思って(笑)」

──確かに、そこで我慢しちゃうとモヤッとしながら携帯電話を使わないといけないですもんね。

「そう! で、帰る道中に『あっちのプランの方が…いや、こっちのプランの方が…』と考えてもう1回お店に行くのも二度手間で面倒くさいじゃないですか? だったら疑問に思ったタイミングで言った方がいいと思うんですよね」

──そういうやりとりは、日常的にやられるんですか?

「そうですね。嫌いじゃないです! 日本人って質問することを恥ずかしがったりするじゃないですか? 聞くことによって恥をかきたくないと感じる人も多いと思うんですけど、僕は恥をかいていいし、恥かいてなんぼだと思っています」

──貴重なエピソード、ありがとうございます! ドラマのお話に戻るのですが 「浩美のすごさを目の当たりにして矢野自身にも変化がある」とコメントされていましたよね。その変化を演じるにあたり、意識された点などございますか?

「矢野がメインとなるお話は第5話(2月18日放送)なんですけど、今までズバズバ言ったり『矢野って軽いな』と思われているところが効いてくる回になっていて。だからこそ、序盤は浩美のことを敬遠してみたり、チャラく見えるように意識しつつ演じていますね。そんな矢野が、実は…みたいに効いてくればいいかなと思っています」

──あえて、ノリの軽さを出されているわけですね。

「そうですね。そこは、都度監督にも許してもらっています。周りを見ると、加東なんかガチガチに真面目な役ですから(笑)。でも、その中でも丸ちゃん(丸山)なりに遊んでいるところが垣間見えて、面白いんですよ。加東ってすごく真面目なエースなんだけど、人からお願いされたら断れないようなかわいさが見えたりするので、そのバランスを感じながら、僕は僕で矢野役で遊ばせてもらってますね」

──台本の文字だけで読むと加東はどうしても真面目なイメージが強いので、それが実際に映像になった時に、丸山さんの遊びの部分が出てくるわけですね。

「そうですね。血が通っているというか。これが丸ちゃんじゃなかったら、そのかわいさやちょっとふざけているところも違和感を感じてしまったりするかもしれないんですけど、そうならずに愛らしく見せられるところが彼の良さだと思いますね」

──撮影現場にもおうかがいしたのですが、雰囲気がとても和気あいあいとされていましたね。丸山さんや吉田剣役の森永悠希さんと仲がよさそうにお話しされている姿も印象的でした。

「そうですね。丸ちゃんとは年齢も近くて1歳差なので。みんなが集まる現場では、シーンの内容とは関係なく楽しく撮影させてもらっています」

──ドラマでは、矢野と浩美はバチバチの関係ですからね。

「認めていない感じですもんね。だから、役で会話をすることはめったにないです。実際はみんな仲がいいんですけど(笑)」

──今回、塚本さんはテレ東の連続ドラマ出演が初めてということですが、テレ東で好きな番組などございますか?

「以前僕も出演させていただいた『緊急SOS!池の水ぜんぶ抜く大作戦』はまわりでもすごく人気ですね! 1月2日放送のお正月特番も親戚一同で見ていましたから(笑)。出演させていただいたのは、山口県の萩城の水を抜く回だったんですよね」

──水を抜かれてみていかがでしたか?

「楽しかったですね! また行きたいです!!」

──なかなか日常生活で池の水を抜く体験というのは…(笑)。

「絶対できないですから、あんな経験!!(笑)。だって、400年も水を抜いていない世界遺産の萩城を調査させてもらって。もう死ぬまでに経験できないだろうから、いい経験をさせていただきましたね」

──塚本さんも推しの番組ということで(笑)。それでは最後に、ファンの方へメッセージをお願いします。

「銀行員の人たちがどんなふうに生きているのかが見られる人情ドラマです。それを真木さん、丸山くんはもちろん、鳩山英雄役の古谷一行さん、島津雅彦役の柳葉敏郎さん、山田太平役の寺脇康文さんなど錚々(そうそう)たる方たちが演じられているので、時にはピリッと、時には笑えるようなエンターテインメントとして見ていただければなと思います」

【プロフィール】


塚本高史(つかもと たかし)
1982年10月27日生まれ。東京都出身。 ドラマ「ホリデイラブ」(テレビ朝日系)、「監獄のお姫さま」(TBS系)、「この世にたやすい仕事はない」(NHK BSプレミアム)、「刑事7人」シリーズ(テレビ朝日系)、映画「輪違屋糸里~京女たちの幕末~」、「杉原千畝 スギハラチウネ」、「ガールズ・ステップ」などの話題作に出演し、多方面で活躍している。

【番組情報】


ドラマBiz「よつば銀行 原島浩美がモノ申す! ~この女に賭けろ~」
テレビ東京系
月曜 午後10:00~10:54

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●締め切り:2019年3月4日(月)正午

●発表方法:当選者の発表は、賞品の発送をもって代えさせていただきます。あらかじめご了承ください。

取材・文/鬼木優華(テレビ東京担当) 撮影/蓮尾美智子

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