京都・清水寺で涅槃図公開始まる 釈迦の遺徳たたえ散華

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公開が始まった涅槃図の前で営まれた法要(15日午前9時7分、京都市東山区・清水寺)

 仏教の開祖、釈迦(しゃか)が亡くなった日とされる15日、京都市東山区の清水寺経堂で涅槃図(ねはんず)の公開が始まった。法要も営まれ、僧侶らが読経に合わせて紙製の花をまく散華を行い、釈迦の遺徳をたたえた。

 同寺には江戸時代中期に活躍した京狩野派の画家山口雪渓が描いた涅槃図(縦約3.9メートル、横約3メートル)があり、釈迦の入滅に合わせて公開している。軸装された涅槃図には、沙羅双樹(さらそうじゅ)の下に横たわる釈迦を弟子や動物が取り囲み、手を合わせたり嘆き悲しんだりする様子が描かれている。

 法要には参拝者も参列、読経の声が響くなか涅槃図に向かって静かに手を合わせた。経堂には、昨年奉納された仏画「西方阿弥陀観」も掲げられ、柔和な表情の阿弥陀如来と観音、勢至両菩薩(ぼさつ)の姿に多くの参拝者が見入っている。公開は21日まで。無料。