税収12年ぶりアップ 定住人口増へ整備 山北町予算案

 神奈川県山北町は15日、2019年度当初予算案を発表した。自転車競技が一部コースとなる東京五輪や、新東名高速スマートインターチェンジ建設などの動きに対応する一方、東山北地区の定住人口増に向けた整備にも力を入れる。

 歳入は、個人町民税(6.6%減)が落ち込んだものの、法人町民税のアップ(30.7%増)で町税収入が12年ぶりに増。財政調整基金は取り崩さず、町債発行額も9.9%減らした。

 歳出では、7月の五輪プレ大会でのPR活動や応援イベントの企画、定住人口増へ東山北駅前広場や近隣公園などの整備を行う。バイオマスなどの調査・検討も始める。

山北町役場

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