大谷翔平は“世界一”にどこまで近づけたのか? MLB公式が現役トップ100をランク付け

エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

大谷は日本人唯一のトップ100入り、1位は4年連続でトラウト

「世界一の野球選手」を究極目標に掲げているエンゼルス・大谷翔平投手。メジャー1年目の昨季はベーブ・ルース以来1世紀ぶりの二刀流選手として4勝&22本塁打。全米を熱狂させたが、”世界一の野球選手”にはどこまで近づけたのか。このほどMLB公式専門局「MLBネットワーク」は「Top 100 Right Now!」との特集を組み、現役メジャーリーガートップ100をランク付けしている。

 トップ100に入る選手は超豪華だ。昨季のレッドソックス世界一に大きく貢献した左腕プライスが100位、ジャイアンツのエース左腕バムガーナーが99位、カブスのエース左腕・レスターが98位、ヤンキースの正捕手・サンチェスが93位、レッズのプイグが90位、ドジャースの絶対守護神・ジャンセンが88位。そんな豪華メンバーが並ぶ中、大谷翔平投手は81位に選ばれている。今回は日本人唯一の選出となった。

 80位以上の選手では、ヤンキースの守護神チャップマンが73位、大谷と新人王を争ったヤンキースのトーレスは69位、エンゼルスのアップトンは67位、ブルワーズのヘイダーは51位、エンゼルスのシモンズは47位、ヤンキースのエース右腕、セベリーノは43位、ナ・リーグ新人王のアクーニャJr.は35位だった。30位以上では昨季のサイ・ヤング賞を受賞したレイズのスネルは26位、ドジャースのエース、カーショーは25位、20位はアストロズのバーランダー、15位はハーパー、12位にはヤンキースのジャッジが入った。

 トップ10はMLBを代表する猛者ばかりが居並ぶ。ナ・リーグMVPのブルワーズのイエリッチは8位、アストロズのアルトゥーベは6位。5位はナショナルズのエース・シャーザー、4位はインディアンスのリンドーア、3位はロッキーズのアレナド、2位はア・リーグMVPのベッツが選ばれた。注目の1位はエンゼルスのトラウト。実に4年連続6度目の選出となった。

 これまで大谷はトラウトについて、「球界を代表するトップの選手。技術も人間性も含めてすばらしい。見習うところしかない」と語り、シーズン中はベンチ内で熱心に狙い球の定め方などを聞き入るなど助言を求めてきた。打者一本となる今季は憧れのトラウトまで、どこまで近づけるのか。圧倒的なパフォーマンスで、トップ100ランクを駆け上がるところを期待したい。(Full-Count編集部)

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