日立・鵜来来の湯 「十王ダムカレー」好評

遊び心、流れ込むルー

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販売を開始した「十王ダムカレー」=日立市十王町伊師

日立市十王町伊師の日帰り温泉施設「鵜来来(うらら)の湯十王」(西村修一支配人)で、施設近くに立地する十王ダムと周辺の景色を表現した「十王ダムカレー」が完成し販売が始まった。同施設は「味を最優先に開発した。具材を豊富に使った自慢のカレーをぜひ食べてほしい」と話している。

その名の通りダムを表現した「ダムカレー」は、近年人気を集め、現在全国で約160種類が提供されているという。「ダムカレーめぐり」を楽しむマニアも増えており、同施設では地域の活性化とPRを兼ねて「ダムカレー」の販売を決定。昨年秋ごろから施設や県開発公社の職員が試行錯誤を繰り返し、約3カ月かけて開発した。1月16日に、日本ダムカレー協会に登録申請を行い、同日販売を開始した。県内では「御前山ダムカレー」「藤井川ダムカレー」に次いで3番目の登録。

「十王ダムカレー」の特徴は、ご飯の堤体に二つの放流口を付け、ソーセージの栓を引き抜くとカレーのルーが具材側に流れ込む仕組み。ダムに隣接するパノラマ公園の展望台をマグロのカツとゆで卵で、市の花サクラを福神漬けとニンジンでそれぞれ表現している。ダム湖の噴水をイメージして、半分に切った別添えのゆで卵の一方をルーの真ん中に置く遊び心も。

開発に携わった施設職員は「カレールーが自然に流れ込むように固さや量の調整を何回も繰り返した」と完成までの苦労を明かす。販売後は「ダムカレー」の愛好家も訪れ評判も上々だという。

関係者は「ゆっくりお風呂に入ってもらい、さらにダムカレーを食べて身も心も癒やしてほしい」と期待を込めた。カレーの価格は900円(税込み)。別途入館料が必要。1日20食限定。同ダム管理事務所発行のダムカードを提示するとソフトドリンクをサービスする。(小林太郎)