茨城大「新聞マルシェ」PR 14紙「まわしよみ」

学生ら交流 記事切り抜き再編集

©株式会社茨城新聞社

切り抜いた記事を模造紙に貼って壁新聞を作成する参加者=水戸市文京

持ち寄った新聞から気になる記事を切り抜き、なぜ選んだかを説明し合って壁新聞に再編集する新聞遊び「まわしよみ新聞」を楽しむイベントが、水戸市文京の茨城大学インフォメーションラウンジで開かれた。大学生が企画し、同大図書館「新聞マルシェ」で閲覧できる全国14の地方紙を活用。大学生、高校生、社会人、茨城新聞の記者ら約20人が、新聞記事をネタに交流を深めた。

イベントは、同大と茨城新聞社が連携して開設している「新聞マルシェ」を広くPRする目的で共催。昨年12月、初めて水戸市内で独自に「まわしよみ新聞」イベントを開いた同大3年の大村みるほさん、高田美菜さん、小松崎流緋(りゅうび)さんの3人が企画し、進行役も務めた。

参加者は3グループに分かれ、いくつかの地方紙を回し読み、切り抜いた記事を模造紙に貼って壁新聞を作成。思い思いにコメントを書き入れ、イラストやテープで紙面を彩った。

沖縄タイムスから「猛暑でプール中止」の記事を切り抜いた大成女子高2年の佐藤幸美(ゆきみ)さんは「茨城では考えられない」とびっくり。同大1年の多田雄介さんは、飛行機や新幹線の切符情報を詳細に紹介する秋田魁新報の情報コーナーを選び「見たことない。面白い。沖縄や福島の新聞も読んで、地方紙でも内容や構成が意外に違うと感じた」と感想を語った。

同大4年の大島愛深(あみ)さんは「人によって視点が違って、興味により、いろいろな記事が選ばれていくのが楽しかった。他のグループの壁新聞を見て、さらに視野が広がった」と満面の笑み。

大成女子高2年の野上沙耶さんは「年代によっても見方が違う」、同高2年の直井乃々美さんも「新聞記事を話題に大学生と話ができて、とても楽しかった」と話した。

日立市を拠点に活動する劇団を主宰する東海村の会社員、佐藤信一郎さん(43)は「新たな気づきがたくさんあった。演劇と結び付けてみるのも面白そう」と、「まわしよみ新聞」の可能性を語った。(澤畑和宏)

★新聞マルシェ
茨城大と茨城新聞社の連携事業で、大学図書館に2014年10月開設された。全国の地方紙14紙が閲覧できる。大学生の出身地を考慮して配架した。一般市民も利用可能。14紙は茨城新聞のほか、東奧日報、デーリー東北、岩手日報、河北新報、秋田魁新報、福島民報、福島民友、下野新聞、上毛新聞、神奈川新聞、山梨日日新聞、沖縄タイムス、琉球新報。