改善点はただ1つ? “エシアン2世”の大ブレイクはもうすぐそこ! 

リヨンのエンドンベレ photo/Getty Images

今季チャンピオンズリーグでベスト16にも残ってるリヨンには興味深い若手選手が揃っているが、その中でも今大人気となっているのがMFタンギー・エンドンベレだ。22歳のエンドンベレはフランス代表にも選ばれている選手で、高い身体能力を誇るセントラルMFだ。前線へ攻め上がることもでき、フレンキー・デ・ヨングの獲得に失敗したマンチェスター・シティがフェルナンジーニョの後継者候補として追いかけているとの話題もある。

そこで英『sky SPORTS』は大人気のエンドンベレがどんな選手なのか特集しているが、リヨンのジャン・ミシェル・オラス会長はエンドンベレのことをNewミカエル・エシアンと呼んでいるという。エシアンといえばチェルシーなどで活躍した運動量抜群のMFで、攻守にフル稼働できるワールドクラスのMFだった。エシアンもリヨンからプレミアリーグに向かった選手で、エシアン2世と呼ばれるとエンドンベレのことはイメージしやすいはず。

リヨンを指揮するブルーノ・ジェネジオはエンドンベレの弱点は1つだけだと主張する。それはフィニッシュ精度だ。エンドンベレは前線へ攻め上がることもできる選手だが、今季はまだリーグ・アンで得点がない。チャンピオンズリーグの方では2得点を挙げているが、得点力の部分は課題の1つと言える。しかしそれを除けばエンドンベレは非常に完成度の高いMFだ。

「彼はラストステップとしてフィニッシュを改善しないと。それが偉大な選手になるために必要なことだ。彼はファイナルサードで少し集中力を欠くことがあるが、彼には確かなテクニックがある」

もっともマンCがアンカーでエンドンベレを起用するつもりなら得点力はそこまで気にする必要もないだろう。すでに有名な存在になっているものの、ビッグクラブに移籍して大ブレイクを果たすのも時間の問題だ。ワールドクラスのMFになれるポテンシャルを秘めており、世界王者フランス代表でも確固たる地位を築くだろう。

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