西村からバックスクリーン左へ運ぶ勝ち越し弾「ストレート1本を狙って打ちました」
台湾ラミゴから加入した日本ハムの新助っ人、王柏融外野手が16日の紅白戦で豪快な“来日1号”を放ち、球場をどよめかせた。本人は「運が良かった」と振り返ったが、その実力はやはり本物のようだ。
王柏融は白組の「3番・左翼」でスタメン出場。「初めて2軍の選手とも顔を合わせて試合をして、すごく新鮮だった」という一戦で圧巻の打撃を披露した。
1-1の同点で迎えた4回、先頭で打席へ。西村を相手にフルカウントとなると、最後は速球を捉えた。打球は快音を残してグングン伸びると、バックスクリーン左へ“着弾”。球場がどよめきに包まれる勝ち越しの一発となった。
「2ストライクに追い込まれていたので、ストレート1本を狙って打ちました。失投だと思うので、運が良かった」
王柏融は謙虚にこう振り返ったが、その力は本物。台湾では2016、17年と2年連続で打率4割（.414、.407）をマークした強打者。日本ハム打線を牽引する存在となりそうだ。（福谷佑介 / Yusuke Fukutani）
