新たなモチベーションを胸に2019年シーズンに挑むペレス。「目標はトップ3チーム直下の4番手」

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 状況が錯綜し苛立たせられ、時には苦痛を伴う。セルジオ・ペレスは旧フォース・インディアで過ごした2018年シーズンについてこのようにまとめている。

 2018年のフォース・インディアは序盤戦で好調な走りを見せていたが、7月の時点で資金不足に陥っていた。カナダ人の億万長者であるローレンス・ストロール率いる投資家集団がチームを買収して救済、チーム名もレーシング・ポイントに変更した。

 そんな中、ペレスはチームを存続させるために法的手続きを行うなどの重要な役割を果たしていた。だが、結果としてペレスは、マシンの走行以外に、多くの時間とエネルギーをこの事態に費やさなければならなかったのだ。そのため2019年シーズン開幕を目前にしたペレスは、穏やかでストレスの少ないシーズンとなることを心待ちにしている。

「この新しい幕開けに心を踊らせているし、目の前に待ち受ける挑戦に挑む用意はできている。新シーズンのスタートはいつだって最高にエキサイティングだ。数カ月コースから遠ざかっていたから、できるだけ早く新マシンに飛び乗りたいよ」

「2018年はいろいろと錯綜していて、苛立たせられたし、時には苦痛も感じた。だから2019年はただ自分のドライビングに集中し、このチームのためにできる限り最高の結果を手に入れたいと願っている」

■表彰台獲得のチャンスをものにしたいセルジオ・ペレス

 2月13日に行われた発表会でレーシング・ポイントF1は、オンラインのスポーツブックメーカー『SportPesa』と2年間のタイトルスポンサー契約を締結し『スポーツペサ・レーシング・ポイントF1』として2019年シーズンを戦うことになった。だが、元となった旧フォース・インディアは1991年に設立されたジョーダンにいたるまで、そのルーツを遡ることができる古いチームでもある。

「このチームに何ができるかを示す新たなチャンスだと感じている。特に全員がマシンを改善することに100パーセント集中しているからね」

「チーム名は新しくなったけれど、僕は今も同じ人たちと仕事をしている。僕たちは共に過ごして5年になるんだ。彼らは僕がドライバーとして向上するよう助けてくれた。僕たちはこれまで充実した時間を過ごしてきたよ。将来の可能性は僕をワクワクさせる。これから数年のうちに、何か特別なことを共に達成できると信じている」

 他のF1ドライバーと同様に、ペレスもオフシーズンは休みを取って充電し、家族や友人と時間を過ごし、2019年に向けた準備をしてきた。

スポーツペス・レーシング・ポイントF1の発表会

「2018年は厳しいものだったから、僕には本当に休みが必要だった。山で何日か過ごしたよ。スキーをしたりね。それからプエルト・バジャルタへ太陽を浴びてゴルフやテニスなどのスポーツもやった。でもこの数カ月で一番重要だったのは、自分の家族と充実した時間を過ごせたことだ」

「僕はいつも冬の間にハードなトレーニングをするが、毎年自分自身をさらに一層向上させようとしている。メルボルンに到着するまでには、僕の体はキャリア全体を通してベストな状態になっているはずだよ」

 ペレスは2018年に62ポイントを獲得し、ドライバーズタイトル争いでは8位につけた。では彼の2019年シーズンの目標は何なのだろうか?

「ポイントを獲得し、表彰台に到達するためのすべてのチャンスを十分に活用したい。このチームにもう一度トップ3チーム以外のトップになってほしいんだ。だからそのことに完全に専念するよ。僕のこれ以上にないほど意欲が高まっている。そして最優先は、チームが良い一歩を踏み出せるよう助けることだと思っているんだ」