マツダの次世代SUVのティザー画像が公開!
去る2019年2月15日、マツダが次世代SUVモデルのティザー画像を公開しました。3月17日からスイスで開催されるジュネーブ・モーターショーでその全貌が公開されるといわれており、これが全くのニューモデルなのか、既存モデルの新型にあたるのか、現時点では情報がありません。
同社のプレスリリースによると「マツダの新世代商品として、クルマに求められるすべての領域で『質』を飛躍的に高めた新型SUVをラインアップに追加する」という文言があり、この点を踏まえるとニューモデルの可能性が高そうです。
そこで今回は、今あるマツダのSUV 3モデルの魅力を改めて振り返ってみたいと思います。
CX-8、相次ぐ小改良で魅力アップ
まず紹介するのはマツダSUVラインナップの最上級モデルとして、さらにマツダのラインナップでも旗艦モデルとしての位置づけをもつ3列シートSUV「CX-8」です。
近年のマツダは人気車種にリソースを集中投下し、高いマイナーチェンジ頻度で常に最新の状態にアップデートするという戦略を取っています。その最たる例がこのCX-8で、2017年12月の発売の後、2018年6月にラインナップの刷新、さらに2018年11月にエンジンラインナップの追加及び小改良と、その魅力を磨き上げています。
特に2018年11月に行われた小改良では、それまでクリーンディーゼルのみだったラインナップにガソリンのターボ&ノンターボエンジンが追加されました。同時に足回りや、コーナリング時の車体制御システムである「Gベクタリングコントロール」の制御システムを改良。結果として“国産SUV最上級の乗り心地”を獲得しています。
自動車評論家の渡辺 陽一郎氏の試乗レポートで、その魅力をチェックしてみてください。
CX-5もエンジンラインナップ追加でさらにスポーティに進化
CX-8の弟分であるCX-5も、マツダが注力して商品力を高めているモデル。
2017年2月のフルモデルチェンジの後、同年8月には早くも先進安全装備を全車に標準装備する改修を加え、2018年2月にはエンジンと内装の質感を改良。その後2018年10月にはエンジンラインナップの追加と、高い頻度で改良を繰り返しています。
特に2018年10月の小改良では、もともと北米向けだった2.5リッター直列4気筒ガソリンターボエンジンを新たに搭載しました。同時に、それまであったクリーンディーゼルエンジン車に6速MT仕様を追加しています。
SUVでMTという点に注目が集まりそうですが、新追加の2.5リッターのガソリンターボエンジンも、自然な加速感と実用域での豊富なトルクが魅力的なようです。
合わせて先のCX-8同様、Gトルクベクタリングコントロールの制御も進化し、走行安定性もアップしています。
コンパクトなCX-3も負けず劣らず魅力大
ラストに紹介するのは、SUVラインナップ中最もコンパクトなCX-3です。
上位2車種の存在感に若干押され気味の印象も受けますが、こちらも市街地で使うのに便利なボディサイズと軽快な走り、そして男女ともに気負わず乗れる、都会的で上品なデザインという独自の魅力を持っています。
CX-3も2018年5月に大幅な改良を受けており、クリーンディーゼルエンジンを1.5リッターから1.8リッターに大型化、同時に2リッターガソリンエンジンを改良しました。さらに内装の質感や足回りの大幅改良により、小改良というには余りある改良が施されています。またドアパネルやガラスの厚みを変更することで、走行中の騒音やノイズを軽減しています。
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[筆者:オートックワン編集部]