エスコバーがオリオールズとマイナー契約 正遊撃手有力候補

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日本時間2月17日、オリオールズはフリーエージェントの遊撃手、アルシデス・エスコバーとマイナー契約を結び、招待選手としてスプリング・トレーニングに参加させることを発表した。MLBネットワークのジョン・ヘイマンによると、エスコバーは開幕ロースター入りを果たした場合、年俸70万ドルを得るという。ルール5ドラフトで獲得した新人選手による正遊撃手争いが予想されていたオリオールズだが、マイナー契約とはいえ、実績で勝るエスコバーが正遊撃手の最有力候補に躍り出たと言えそうだ。

再建期に突入しているオリオールズは、戦力の底上げのためにローリスクな(=ある程度の働きを確実に計算できる)ベテラン選手をマイナー契約でチームに加えることを目指していた。確固たる正遊撃手候補が不在のなか、ロイヤルズで8シーズンにわたって正遊撃手を務めたエスコバーは、理想的な補強と言えるだろう。

現在32歳のエスコバーは、昨季ロイヤルズで140試合に出場して打率.231、4本塁打、34打点、8盗塁、OPS.593という自己ワーストクラスの成績に終わったものの、140試合以上に出場するのはブリュワーズ時代の2010年から9年連続。ロイヤルズ時代の2015年にはリーグ優勝決定シリーズでMVPを受賞してチームのワールドシリーズ制覇に貢献しただけでなく、自身唯一となるオールスター・ゲーム選出&ゴールドグラブ受賞も経験した。

今季のオリオールズは、昨年12月のルール5ドラフトで獲得したリッチー・マーティンとドリュー・ジャクソンが正遊撃手の筆頭候補となっていたが、実績を考えればエスコバーが最有力候補となるのは間違いない。エスコバーが実力を発揮し、開幕ロースター入りを勝ち取れば、ジョナサン・ビヤーを二塁に固定することも可能になり、チームの内野手事情は明るくなる。

マイク・エリアスGMは「アルシデス・エスコバーは今春の二遊間のレギュラー争いにおいて、ベテランの存在感を発揮してくれるだろう。彼がチームに加わるのが楽しみだよ」と、32歳のベテラン遊撃手の加入を歓迎していた。